次の日は、集会の本番といってもいい大事な一日です。
朝起きてすぐに熱を測るとやっぱり38度8分くらいあります。
でも、どうしてもいかなければならなないということで、何とか起きて朝食会場に向かいました。
朝食は和食で昨日と同じおかずが並んでいます。
一目で食べられそうにないことがわかります。でも、何とかご飯だけでも食べておこうということで無理をして食べました。
ホテルで、もう1包パブロンをもらって飲んで会場に行きました。
顔がすでに変だったのでしょう。みんなから「体調が悪い?」と何度か聞かれました。
熱があることを報告しながら、会場に向かいました。
午前中は、「歌遊び、ゲーム」の講座を担当することになっています。ギターを弾いて歌を歌っての講座です。
ちょっとトーンが下がりながら、会場で待っていました。
なかなかお客さんが来ないので、もしかしたら「やらなくてもいいかも…」と一瞬期待のようなものが浮かびましたが、定刻ぎりぎりにお客さんが入ってきました。
「よし、やるか!」と決心して何とか2時間の予定をこなしました。
でも、テンションはめちゃくちゃ低くて終わってから思えば、「あれをやっていない…これをやっていない…」ということで参加者にはとても申し訳なかった気がしました。
昼休みに薬屋さんに走って、症状に合う薬を相談して買い求めました。
弁当をもって、本部に行ったところで、実行委員のみんなから口を揃えて、「午後は来なくていいからホテルで寝てなさい」と言われました。
よっぽどひどい顔をしていたのだと思います。
午後の分科会の担当責任者になっていたのですが、「もう話が済んでいるので出なくてもいい」とS先生から言われました。
現地の実行委員に相談し、休日診療所に行くことにしました。
電話をかけて、問い合わせると「午後は1時半から…」と言われ、少し早いと思いましたが、タクシーで向かうことにしました。
タクシーに乗って、向かいましたが、行けども行けども病院には着きません。
すでにメーターは2000円をはるかに超えています。
やっと3000円手前で停まりました。
受付に行くと、「まだ午前中の患者さんが終わっていないので、いつになるかわかりません」待合室は満杯です。
次々に問い合わせの電話はなるし、薬の説明ではタミフルの説明ばかりです。
インフルエンザの患者があふれているのです。
3時間近く待ってやっと名前が呼ばれました。
「インフルエンザの検査はされますか?」と聞かれたので、症状から違うと思ったので、「しなくていいです」と答えると、「無理にお勧めするわけではありませんけどね」と、事務的な対応。
体調が悪いとこういう言い方もカチンときます。
診察では、「熱が高いのでやっぱり検査しましょう」と鼻の奥に棒をつっこまれて検査されました。
ちょっと待って再診察です。「インフルエンザはマイナスです」「だから言ったじゃないですか」と言いたくなります。
薬を数種類もらって、帰りました。
帰りに受け付けでもホテルの所在地を言うと、「地下鉄の方が早いですよ」と言われました。
地下鉄では290円くらいで来た時よりずっと早くホテルに着くことができました。
薬を飲んでホテルで眠ることにしました。
その日は1時間おきに目はさめ、寝汗で何度も着替えながら、朝までずっと眠っていました。
次の日は最終日です。
朝食会場に行くと、今回の集会の責任者であるH先生が近寄ってきて
「良かったー!生きてた-!ホテルでそのまま死んでたら誰の責任になるかと思ってた…」と言われました。
よっぽどみんな心配していたんですね。それにしても、言い方がありそうなものです。
最終日の会場では一番後ろで眠りながら参加しました。
実行委員会が終わっても帰りの飛行機が取れなくて、もう一日仙台にいなくてはいけません。
ホテルの問い合わせると昼1時からチェックインできるということだったので、すぐにホテルに向かいました。
成人の日ということもあり、外では右翼の宣伝カーが大きな音で大演説をしています。
その中でも眠ることができたので良かったみたいです。
夕方目がさめると今度は、キリスト教関係の宣伝カーが大きな音で演説しています。
少し眠ったので、夕食を何とか取らなくてはということで、外に出ました。
ホテルのすぐ横に松屋があったので飛び込みました。
チゲ鍋がおすすめと書いてありました。刺激的なものの方が食欲が湧くかもしれないという幻想をもって、注文しました。
ところが、熱で舌がまひしているらしくて、味がまったくわかりません。
塩辛いことだけを感じてしまいます。
1/3も食べられずに店を出ました。かなりたちの悪い客です。
この日も薬でぐっすり眠ることができました。
次の日、朝一番で仙台空港に向かいました。
9時半の飛行機で、福岡に向かい、新幹線経由でやっと家にたどりついたのは3時前でした。
そのままベッドで夕方までぐっすり眠りました。
トータルではやっぱりマイナスの宮城ツアーだったように思います。
地獄編も自分の過去の体験に重ねながら、「そうだよなぁ」と・・・。天国編はどっちかっていえば「楽しそうでいいなぁ」とねたみ感情が頭をもたげますが、地獄編は変に共感いっぱいになりますね。
思いのたけを書いても反応がないとちょっと落ち込みます。
訪問者の数字だけは三桁になっているのですが、何せコメントがないのでどう思っているのかとんとわかりません。