とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

一日幼稚園教諭体験

2007-05-24 23:59:07 | 障害児教育
 今やっているコーでないとの関係で、幼稚園に出かけることになりました。園長先生が学校に訪ねてきて、子どもたちの様子を見てからいろいろコメントをしてほしいという依頼があったので、朝から一日幼稚園を訪問することになりました。

 今までに、歌遊びや、集団ゲームの指導に幼稚園に行ったことは、何度かありましたが、今度みたいに内部に入って一日を過ごすことはありませんでした。園長の依頼によると年中組に3名気になる子どもがいるのでその子どもたちを中心に見て欲しいとのことでした。

 園児が登園する前から幼稚園に入り、登園風景から観察することになりました。家庭から、園への切り替えの場面なので、どんなドラマが待っているのか楽しみでした。先生たちは、思い切りの笑顔で子どもたちを迎えます。

 3人の子をじっくり観察しました。3人の子にはそれなりにコメントするところがあったのですが、それ以上に他の子どもたちの様子で気になる場面をたくさん見ました。

 子どもたちは集団でビー玉を坂道から転がす遊びをしていました。そこで突然「あーん!」という大きな声がしました。一人の男の子転がしたビー玉を途中で友だちが取ったのです。そんな時には「これは僕のだから取らないで!」とか、「やめて!」だろうと思うのですが、その子はその後も何度か「あーん!」と地団駄を踏んで抵抗を示していました。他にも何人かこのパターンを見ました。一人の子どもが始めて、それを見ていた子どもたちが誤学習をしていったのかとも思いますが、ちょっと異常な光景に見えました。

 その幼稚園は登園後10時くらいまで自由遊びを続けていました。本当の自由遊びで先生2人もその遊びの中に入るでもなく、入らないでもなく…という状況でした。10時くらいから朝の会を少しして「お仕事」という活動に入りました。前の日に描いてあった飴の壺をはさみで切り取り、糊をつけて台紙に貼るという活動です。

 その後で、今度は外で自由遊び、そして昼食、昼食後はまた自由遊び、その後また外で自由遊びというパターンで実におおらかな園でした。

 帰りの会の時に絵本の読み聞かせがありました。子どもたちのリクエストでコアラの写真絵本でした。ほとんどがナレーションのような絵本でした。その時に渦中の3人が一斉に集団から外れるような行動を示しました。自由遊びの時にはさして問題がないと思われた3人が、始めて問題?というような行動を示しました。このあたりのところが、学校に入学してきてから発達障害の子どもたちが発見されてくるというところにつながるのかな?と思いました。

 幼稚園の詳しい報告は後日あらためてさせてもらいます。
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