季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

学校の音楽

2014年07月08日 | 音楽
教育実習から戻った学生から聞いた話だが。

中学校では「運命」を使ってソナタ形式を習うそうだ。

いったいこのような知識を教えなければならないものだろうか?大いに疑問である。

理解しろと命じられて聴いたり弾いたりする音楽はただの苦痛だろうに。好きで聴いている子には、半端な知識は嘘臭く邪魔以外の何物でもないし。

そもそも学校で音楽を習う必要があるのだろうか?

僕の考えは措いておくとして、こういった問題は各人がよく考えてみるものだ。

以前、似たようなことを僕が言った時、でも音楽の授業で聴いて以来クラシックが好きになったから、やはり音楽の時間は必要ではないかという人がいた。

確かにそういった経験者はいるだろう。
しかしそうした人は(多分)他のきっかけでも好きになっただろう。

そういった因果関係を言い出したら、人間ほど始末に負えない生物はない。

僕が今日ある(大した存在ではないにせよ)のは、当たり前のことだが、あらゆる出来事の総和だ。それを得心しているのは僕自身で、それは他の人にそのまま「移植」してはならない。というか出来やしないのだ。

立志伝中の人物の言葉が往往にしてバカバカしいのはそんなところに原因がある。

学校で音楽を教える是非についてはそのうち書きたい。また、陸上の為末さん(元選手)のツイッターの発言が(少なくとも)ネット上では話題になっているから、それについても書いておきたい。

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