季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

印象

2019年04月23日 | 音楽
僕が小学校1年の時である。下校時に4年生くらいの男の子と連れ立っていた。

その子が僕に「鉄一貫目と綿一貫目とどっちが重いか?」と尋ねた。(僕の子供のころはまだグラムやセンチという単位は定着していなかったはずである。モヤシ100匁などと買物していた記憶があり、相撲の館内放送も、西方大関〇〇、身長◯尺◯寸◯分、体重◯貫などとアナウンスしていた。一貫は3.75kgだから百貫デブというのは実際にはあり得ない数字なのだな)

僕は「鉄!」と即答した。そして「バーカ、同じだよー」という嘲りの声を貰った。今でも覚えているほどだ、鼻垂れ4年生に馬鹿にされて余程悔しかったのだろう。

かように我々の五感の受ける印象は事実と異なるのだ。

ファゴットのffとトランペットのffはどちらが大きいか?トランペット!!バーカ、同じだよ、こうならないところが面白い。
この場合は印象と事実の関係とは言えないように思うが何、細かいことは抜きだ。似た例を挙げているうちに演奏について思い当たらぬとも限らないから。

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