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 季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

ホールでの講座終了後の感想

2017年01月16日 | 音楽
いつになく多くの質問があり、楽しかった。答えるのが難しい質問もあるのだが。

要するに言いっ放しの「講義」ほど詰まらないものはない、ということだ。少なくとも僕にはそうである。

ホールは弾き手の意思がよく伝わる、大変良いものだ。そして矛盾するようだがピアノは弾き手の意思が伝わりにくい。

僕は果して違いを示すことができるだろうかと心配していた。僕が欲したほど違っていたのかはわからないけれど、何人かの感想を信じるならばそれは伝わったのだという。

人は自分の音を遠くで聴くことはできない。当たり前のことだか残念ではある。

楽器が悪いのはさほど大きな問題ではない。問題はこのホールの楽器のように化粧で誤魔化している場合だ。

それもしかし余り神経質に囚われる必要はないのだろう。必要なことをすればそれなりの違いは出るのだと信じることが大切なのだろう。それを改めて思う。