ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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沖縄の民家

2006年03月11日 | 沖縄
沖縄に越してきて意外だったのは、ほとんどの民家は鉄筋コンクリートでできているということ。写真や絵葉書でよく見かける伝統的な赤瓦の家は、今では稀にしか見ることができない。
赤瓦を葺いた木造家屋が廃れてきたのは、台風の襲来に備えるためらしい。沖縄は台風のメッカで、内地では想像もつかないほど猛烈な台風に見舞われる。シーズン中は、風速30メートルは日常茶飯事、50メートルを超えることも、決して珍しいことではない。


珊瑚を含む琉球石灰岩の塀が一際目立つ民家。那覇市の景観賞を受けるだけあって、何度通りかかっても目を惹かれる美しさ。


古い沖縄の佇まいを色濃く残す竹富島。これは、島の中心部にある「なごみの塔」から見渡した赤瓦の集落。昔ながらの民家がこれほどの規模で残されているのは、この島だけだという。
家々の周りには、珊瑚でできた塀がめぐらされている。通りには白い砂が敷かれており、定期的に海から運んでくるとのこと。沖縄が「琉球」と呼ばれた時代を彷彿とさせるこの島では、時間がゆったり、まったり流れていく。水牛が引く牛車に揺られて白砂の道を巡るのが竹富島観光のお決まりのコースだが、この島を包む時の流れにとっぷりと浸るには、水牛の長閑な歩みがまさにふさわしい。

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