パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

鳩の謎

2009-12-04 18:34:52 | Weblog
 しかし、鳩山って、ことここにいたっても、顔つきはぜんぜん余裕がありそうな顔をしている。

 「成算」はあるのか。ここまできちゃったら、やっぱり「へのこ」にしました、なんて言えないだろう。

 「へのこ」を抱えて、移転容認の現市長なんて完全に下駄はずされちゃって、このままでは来年1月だという選挙は、反対派が勝つだろう。

 それとも、最後は「へのこ」があるから、それまで時間かけて「ガス抜き」しようというのか?

 あるいは、本気で脱アメリカ、親中国路線なのか?

 2chに、この次に自民が政権に就くとしたら一気にかなりの右旋回になる可能性があると書いているやつがいたが同感。

 私はもともと基本的に「右」なので、たとえば憲法改正の必要性なんかも今回のごたごたで一気に表面化することを望むのだが、しかし、鳩山がまた憲法改正派だというのだから、本当にわけがわからない。

 まあ、私としては高速道路無料化をおき土産にしてくればそれでいいのだが。

 しかし、今2chと書いたが、時々、マスコミなんかでは絶対にお目にかからない見方にでくわすので、なかなかやめられない。

 先に書いた「このあとは急激に右旋回」という書き込みを見た少し前、日本で20年近くデフレ的状況が続いているのはなぜかという疑問に、「日本は国債をほとんど全量国内で消化しているからだ」という書き込みがあった。

 なるほど、これだな、デフレの原因は。

 国債を全部国内で消化しているから、いくら発行しても大丈夫という意見があって、実際、1000兆円という天文学的数字になってもまだデフォルトしないのは、まさに国内でまかなっているからには違いないのだが、実はその代わりに、デフレという対価を払っているのだ。

 理論的にどう説明されるのかはよくわからないが、事実に沿っているし、きっとこれが正解にちがいない。

 じゃあ、どうすればいいかというと、この投稿主は、政府紙幣の発行だという。

 要するに、国が発行するクーポン券みたいなものか?

 これも、この次の政権の課題ということになるだろうが、それができる自民党というのも、なかなかイメージしづらいのが、難。

 マイケルムーアが、資本主義はもはや限界だと、日本放送協会で言っていたが、同じことを、ムーアが攻撃する、デリバティブの親玉が言っている。

 で、彼らの目線は、中国にあると、親玉自身が明言していた。

 中国こそ、われわれに残された希望だとかなんとか。

 もちろんそれは、彼らに唯一残された投機の場だという意味だ。

 要するに、中国は、搾り取り甲斐のたっぷりある無数の豆があるということなのだろう。

 ともかく世界は曲がり角に来ている。

 要はそれをどこまで親身に考えることができるかだ。