パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

森繁劇場2

2009-12-01 16:57:37 | Weblog
 森繁が死んで小林信彦が何か書くだろうと思ったが、何も書かないみたいだ。

 週刊文春をみたら、「森繁に会ったら、どうぞ遊びに来てください、うちの女房が喜びます」と言われたが、うちの女房が喜ぶとはどんな意味だろうと思った、というこれまで何度も目にした「疑問」が書かれていただけだった。

 しかし、小林の「日本の喜劇人」で、森繁の「社長シリーズ」について、喜劇には、ハリウッドの、ビリーワイルダー監督の「お熱いのがお好き」のような、脚本を重視し、役者は必ずしもコメディアンでなくてもよい、シチュエーションコメディと、チャップリンやキートンのような、役者の「芸」を鑑賞すぅ喜劇の2種類あるが、森繁の社長シリーズは、森繁その他の芸を見る映画である、と書いていて、あれ?と思ったことがある。

 私は、社長シリーズは日本風シチュエーションコメディだとずっと思っていたからだ。

 しかし、言われてよく考えると、小林が正しい。

 社長シリーズがシチュエーションコメディのように見えるのは、森繁の「芸の力」でそう見せているだけなのだ。

 つまり、森繁は、芸の力で自分の周囲に「状況=シチュエーション」を作ってしまうのだ。



 ところで、以前に比べればそうでもないが、ウィンドウズは依然、「勝手な勧誘」が多くて困る。

 勧誘画面がしつこいので、エクスプローラー7を8に変えたのだが、インストールにむちゃくちゃ時間がかかる。

 何か変だなと思いつつ、一応インストールを完了させたのだが、以後、ウェブ閲覧がまったく安定せず、システムを初期設定に戻したのだが、戻しても、不安定が続く。

 困ったなと思い、イーモバイルに電話をかけたが、待っている間に普通に戻ったので、電話相談を中止し、様子見とすることにした。

 いつものパターンである。やれやれ。