パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

賞味期限4年オーバーにチャレンジ

2010-11-10 18:23:31 | Weblog
 賞味期限を4年以上オーバー(表示では2006年6月)しているインド製のダージリンティーを「大丈夫だよ」ということで、もらったが、実際、全然大丈夫だった。

 「賞味期限切れ食品」が大量に廃棄されている現状に対し、「賞味期限を過ぎても食べられます」といった趣旨の文章を書き加える方向で検討することになったらしいが、せめてこれぐらいしろよ、と民主党には言いたいが、「賞味期限を過ぎても食べられます」という表現では、実際にはあまり効果はないのではないか。

 いっそ、「賞味期限」という言葉自体、やめたらどうか。

 全部、商店が商品の様子を見て決めればいい。

 それくらい、商人だったらできるだろう。

 というか、それが商人というものだ。

 歯医者に行ったとき、その歯医者の近所のディスカウント、「ワンダフル」で中玉のトマトを5個125円で買った。

 正直言って、外見はあんまり美味しそうではない。普通だったら店頭には出ないような状態だが、高値がずっと続いてさっぱりトマトを食べていなかったので、買ってみようと思い、「美味しい?」と聞いた。

 店員のおっさんは、「美味しいよ」と答えた。

 もし、自信がなかったら、「値段なりだね」とか答えるだろうから、信用して買った。

 結果は…最初から期待していなかったせいもあるだろうが、まあまあだった。

 そういうわけで、商品を売っていいかどうかは、現場が一番よくわかっているのだから、生産日だけ表示して、あとは売るか売らないかは彼らにまかせればいいのだ。

 おかしかったら、プロの商人としての信用に傷がつくということは大きいから、それだけで充分ではないか。

 今、ビデオ映像を流出させたのが、海上保安庁の職員だった旨のニュースをやっているが、職場(船上)でみんなの話題がビデオ流出問題になると、一人、ふさぎこんでしまい、船長が心配して「大丈夫か」と声をかけると、「実は…」と自白したんだそうだが、こういうのを聞くと、菅のバカは本当に「罪作り」だと思う。

 私の考えは最初からはっきりしていて、ビデオがあって、それが逮捕を正当化するに充分であるのなら、さっさと公開し、それでも「外交上の配慮」であることを明言した上で、釈放すればよかったのだ。

 場慣れした自民党政権だったら、捕まえたりせず、「追い返す」のが普通なところを、つい捕まえちゃったので問題が大きくなったが、それがかえってよい方向に向かう可能性だってあったし、実際、対米関係としては、むしろ「吉」となったわけだ。

 菅政権としては、「罪」ばかりを言い立てるのではなく、むしろ、「大人の態度」を見せて問題を収拾する最後のチャンスだと思うのだが、さてどう対処するのか。

 私は、その点、仙石にはちょっと期待しているのだが。