パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

死んでも仇なす社民党

2010-08-06 17:33:47 | Weblog
 ロシアが小麦の輸出を年内禁止した件で、農水大臣は「すぐに小売価格があがるわけではない」と言った由だが、そもそも小麦は国内農家保護のために輸入小麦は全量国が買い上げ、国内価格との差額を関税」として上乗せして日本企業に販売している。

 そして「上乗せ分」は、当然国の懐に入り、それを国内小麦農家の技術改良とか(日本の国内産小麦は質が悪くてほとんどが薄力粉の材料となっているらしい)、いろいろキャンペーンをやったり…要するに、ほとんどは役人が使っているわけだ。

 1、2年前にも小麦の国際価格が上昇したことがあった。

 このときは相当な値上がりで、世界的に一部で暴動が起こる等、ものすごく問題になったのだが、日本の国内価格は国際価格とは比べ物にならないくらい高く、国際価格が上昇してもまだ全然国内価格の方が高い。

 したがって、日本政府としては、その上乗せ分を切り詰めればいいだけの話なのに、上昇分をそっくり上乗せして企業に売却した。

 しかし、私が知る限り、このことを指摘したのはただ一人、宮崎哲哉がお昼のニュースショーで、「由々しきこと」と言っただけだった。

 そして今回、当然のことながら、どこも誰も何も言わないので、ここで書いておくことにした。

 さて原爆記念日。

 うんざりだ。

 広島市長はアメリカの核の傘から離脱せよと言ったらしいが、誰も相手にしないから何を言ってもいいというものじゃない。

 菅は、疲れた顔で、核の抑止力を否定しないと記者会見で言っていたが。

 そういえば、福島は看板議員の離党で危機感が増したか、予算委員会の貴重な時間を「社民党の原則確認」に費やしていた。

 やれやれである。

 一句できた。

 「夏の日や、死んでも仇なす社民党」。