パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

元旦にあたって

2010-01-02 16:32:41 | Weblog
 おめでとうございます。

 私は年賀状は書かないので、ブログでご挨拶を‥

 とかいって、本当は、今年こそは写真集もできることだし、その「買って頂戴」のお知らせとともに、年賀状を出すつもりでいたのだけれど、結局間に合わなくて‥。

 さて、なんで「へのこ」じゃいけないのかという問題だが、朝生の大晦日スペシャルを見た限り、この問題は、「県外に移す」という言葉でくくられているみたいだ。

 「へのこはなぜだめなの?」

 「県内だから」

 というわけだ。

 なんか変だ、トートロジーっぽい。

 ところで、同じ麻名まで田原が、なかなかやまない不景気風は、そもそもホリエモンつぶしから始まったと発言して、森永が「あれは完全なインチキ企業だった」と反発していたが、私は田原の意見にほぼ賛成。

 インチキの粉飾だったら、ライブドアはとっくにつぶれているはずだが、今でもちゃんとやってるし。

 まあ、そこらへんの事実関係についてはさっぱりわからないのだが、あの時、フジサンケイグループをのっとっておけばなあ、と思う。

 何度も書いているのだが、私は、十数年前のイラク戦争の報道振りを見て、サンケイを読むようになったのだが、もっぱら、一面下段のインタビューシリーズとコラム、「斜断機」が目的で買っていた。

 ところが買い出してから1年後くらいだと思うが、「斜断機」は姿を消し、インタビューシリーズも制裁を失った。

 「斜断機」は、文芸評論家の渡辺直己あたりを中心にしたグループが書いていたらしいが、たぶんサンケイ社内、特に上層部には評判が悪かったのだと思う。

 それは、イデオロギー的に相容れないからとかそういうことではなく、単純に言っていることがわからなかったのだと思う。

 こんな小難しい理屈を書いたって読者はわからないにちがいない、と自分の頭の程度に合わせた判断を下したのだ。

 要するに、サンケイはマスコミにおいて唯一の保守派を明確に自認するメディアとして、たとえば私が愛読者であったように、一時期勢いを伸ばしていたのだが、もっと伸ばしたい、そのためには「斜断機」のようなわけのわからない保守ではなく、わかりやすい保守を目指すべきだということで、方針転換を図ったのだと思う。

 その方針転換後の四番バッターは、櫻井良子とか、あのあたりだ。

 あの人は、私は、キャスターとしては大変に優れていると思うし、エイズワクチン問題で帝京のボス教授を問い詰めたときなんか、すごかった。

 教授が答えられずに絶句すると、そのまんまいつまでも黙っている。

 半端なことを言って助け舟なんか出さない。

 しかし、いかんせん、あんまり頭はよくない。

 原理原則を持っているようで、実は持っていない。

 要するに、わかりやすい保守を目指したときに、保守は自滅しちゃったのだ。

 しかし、保守にはその自覚がない。

 サンケイなんか、元旦の社説で、白村江の戦いを主題に愛国心を説いているんだそうで、本当に買収しときゃよかったんだよ、ホリエモン。