パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

手品のような…

2008-12-15 18:36:49 | Weblog
 寒いなあ、地球温暖化しているはずなんだが。

 というわけで、足下を暖めるために、ハロゲンストーブとやらを、もちろん、リサイクル屋でだけれど、買ってみた。

 びっくりである。

 局部的にしか暖まりませんよ、部屋全体が暖まることはありませんよ、と念をおされ、また私自身そのようなことは知っていたのだが、聞きしにまさる「局部暖房」だ。

 本当に、ストーブに当たっている面しか、まったく暖まらない。

 もちろん、それだけだって、部屋全体の温度に少しは影響しているはずだが、体感温度にはいたらない。

 ほとんど手品だ。

 「ほら、こちらはこんなに熱いのに、裏は冷たいですよ~」

 地球が暖かいのは、もちろん、太陽のせいが大きいのだが、それは、太陽が地球自体を暖め、その熱を大気が吸収し、その結果、「暖かい」のだそうだ。

 もし、大気がなかったら…月のように、太陽に当たっている部分は灼熱地獄、当たっていない部分は凍結地獄となってしまうが、ハロゲンストーブは、このことを実感させる、実に物理教育的に適した優れた機械と言える。

 と皮肉りたくなる。

 なんで、こんな、買った瞬間に後悔するのが目に見えているものが韓国で大ヒット商品になったのだろう。

 とか言って、私も買った一員ではあるのだが。

 その韓国で、キム・ヨナをやぶって浅田真央優勝。

 視聴率が25%くらいに達したらしいが、これは、彼女が優勝することを期待しての数字ではなく、彼女の美しさを堪能したいという人々の期待をあらわす数字ではないか。

 とか言いたくなるくらい、別格だ、彼女は。

 しかし、キムがこけたから勝てたと言っているマスコミ関係者がいるらしいが、なんでそこまで悲観的に言わなければならないのか。

 「ドーハの悲劇」を10年近く言い続けて、「オレ、そんなの知らないよ」と選手自身に言われるまで、「敗北」を強調することが応援することだと思い込んできた奇妙さに気づかない民放は(今でも気づいていないかも知れないが)、本当にスポーツ中継から撤退してほしい。