パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

鶏と卵

2008-12-05 22:13:33 | Weblog
 モジラだと、ミクシーでも画面が壊れず、入力できるが、英語のサイトから日本語用を引っ張ってきたせいか、文字が汚い。「読めればいい」と思っていたが、いざとなると案外気になる。

 一番きれいなのは、サファリだが、サファリの文字は平成体というやつで、見やすいし、読みやすいのだが、今いち、好きになれない。

 ところで、JR線の最新車両に装備されている案内テレビ(こんなものが通勤電車に整備されるとは、ちょっと驚きだ。とりあえず、今のところ、私にとってもっとも「未来的」な風景だ)に採用されている文字も平成体だ。

 なんでだろうと思ったが、結局、平成体が、今のコンピュータシステムのデフォルトになっているようだ。

 それはさておき、テレビの国会中継を見る。

 本当に激しくつまらない局製作番組より、よほど面白い。

 印象を言うなら、麻生首相は、たしかに悪い人ではないのだろう。

 社保庁や厚生省の不手際で被害を被った人々について、どう思うかと民主党の議員に聞かれた時、態度も言葉もぶっきらぼうだったけれど、「同情心」というものは本来備えている人だと感じた。

 質問の多くは景気関連で、結局、「雇用問題」に集約されるような質疑応答だったけど、しかし、不況だから雇用問題が生じているわけで、鶏と卵というか。

 朝の番組で、小倉智昭が、スーパーの安売り合戦が過熱していることに対して、そのスーパーがリストラで社員の首を切っているのはどういうわけか、と怒っていた。

 要するに、社員に払う給料をカットして、安売りにまい進するのは、自分の首を絞めるようなものじゃないかと。

 でも、小倉の言う通りにしたら、そのスーパーはあっという間に潰れるだろう。

 これもまた、「鶏と卵」問答みたいなものだと思うが、実際のところは、社会の仕組みそのものが変わりつつあるんだと思う。

 どの国の為政者がそのことにいち早く気付くか、じゃないかなあ。