パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

なるほどね

2006-09-25 19:59:52 | Weblog
 丹波哲郎死去。残念。あの人が出てくると、なんか、楽しかった。今、「楽しい人」って、誰だろう。雅山かな。

 声優の曽我部さん死去。58歳だったそう。若い。ちょっと前には、その曽我部さんよりもっと若い声優さんが亡くなっているし、その前にも、その前にも……。別に特に声優さんマニアっていうわけじゃないし、というか、名前を知っているだけで、他の事は全然知らないけど、ファンたちはショックだろう。

 ミクシーのO氏の日記に、「桃栗三年」について、「臥薪嘗胆」的な意味合いがあるのではといった書き込みをしたら、「桃栗三年」は、その後、「柿八年」、さらに「梨のバカヤロ十八年」と続くので、全体としては実がつくまでじっくり待たなければいけないという意味だけれど、「桃栗」は、その中でも三年と短いので、「臥薪嘗胆」という意味合いはない、むしろ、正反対だとレスされた。

 「柿八年」はもちろん知っているけど、「梨のバカヤロ十八年」までは知らなかった。なるほど。

 しかし、私はすぐ「なるほど」と思ってしまう、「ナルホドマン」だ。もう、すっかり昔のことだけれど、朝日新聞にジャズピアニストの秋吉敏子のインタビュー記事が載っていて、その後書きだかに、秋吉敏子が取材の後、自動販売機でドリンクを買ったが、その時、ガシャンと音がして、秋吉敏子はびくっとしていた、さすが音楽家だ、とか書いてあって、「なるほど」と思ってしまったことがあった。もちろん、読んでいる最中に一瞬そう思っただけで、読み終わってからは、「バカヤロー、誰だってガシャンという音は嫌だと思うに決まっている」と思い直したが、一瞬でも「なるほど」と思ってしまった自分が今でも恥ずかしい。バカヤロー、朝日新聞。