パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ここんところ

2005-12-14 14:18:34 | Weblog
 ……マスコミがいかにも食いつきやすそうな事件が、いちいちあげたらきりがないほど頻発している。
 しかし、まあ、「キモイ」なんて言葉を、本人の前で言ってはいけないくらいのことは、小学六年くらいになれば理解できるだろう。もちろん、そんなことを、いわば「加害者側」である塾の人間が言ったら、「開き直り」ということになるけれど、同じ教育者として、学校側に「子供達に、人を傷つけるようなことを言ってはいけないと、授業で教えてくれないか」と要求するくらいなことはしてもいいだろう。だいたい、セクハラでもなんでも、相手が嫌といったら、それはダメってことになってるようだが、だったら、子供だって例外じゃないだろう。
 ところが、マスコミときたら……「こうなる前に予防できなかったのか」とかなんとか。そりゃ、できないよ。まさか、「殺す」なんて手段をとるとは、誰も考えない。
 たぶん、これから、「キモイ」は、テレビからは消えるであろうし、そうなることを期待するけど、しかし、そのためにこんなとんでもない事件が起きる必要があったかというと、全然そうではない。つまり、「こうなる前」にすべきことは、いくらでもあったのだ。自覚してるか?マスコミさん。