ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

10月15日

2007年10月15日 | Weblog
現在ホストファミリー宅にて滞在中のさっちゃん里親募集
と同時に一時預かり先も募集致します。
とは、いっても現在お預かり頂いている環境同様室内飼育を希望します。

昨年11月に保護したサキさんという老犬を家族に迎えて下さった
たんたん家さんにお世話になっています。

保護前のサキさん、保護して暫くもまったく無表情が続きました。

現在のサキさん、穏やかな笑顔、優しい表情をするようになりました。

やっと本当の幸せを手に入れたサキさん
つい先日乳腺腫瘍が見つかり、病院で手術予定でした。
しかし、既に肺まで転移し手術は断念。
とは言ってもサキさんは食欲もありますし、今はとっても元気です。
だけど、老犬ですし今後闘病と介護が予測されます。

サキさんが警察に保管されている時冷たいコンクリートの上で長く伸び過ぎた
爪が曲がり、立っている姿は今でも脳裏に焼き付き忘れません。
そんなサキさんの一時預かりを申し出て下さり、その後正式に家族になりました。
避妊去勢することにより予防できるホルモン分泌による病気があります。
保護犬の100%と言っても過言ではない確立で避妊、去勢がされておりません。
未だに、避妊去勢に対する偏見を持たれている飼い主がいかに多いのか
費用がもったいないからなのか、しかし避妊去勢をしていない犬の
女の子の場合乳腺腫瘍、子宮蓄膿症になる確立、男の子の場合
肛門腫瘍膿、前立腺腫瘍、他にもありますが、病気の確立が高くなります。
DSVでは保護した犬は麻酔による手術のリスクが極めて高い場合を除いて
不妊手術を行います。

ただ、経験上感じたことですが、不妊手術は若い内に済ませている方が
このようにホルモンの関係で誘発する病気にはかかりにくいと言う事です。

病気になってから慌ててする飼い主がおりますが、それでは手遅れになる
ことも少なくありません。

飼い犬は野生動物ではありません。
人間の管理の下で生きています。
健康管理も飼い主の義務です。

サキさんはDSVの保護犬、幸いにも現在のご家族に愛されて大切にされています。
そして元気なままでまだまだ長生きして欲しいと願います。

さっちゃん里親募集
さっちゃん彼女は元の飼い主からはほんの少しのフードで
がりがりに痩せていました。そして大切にされていませんでした。
きっと思い切り甘えたかったのでしょうが、短い紐で繋がれて飼われていました。
構って貰えなかった寂しさの3年間を今一生懸命に挽回しようと頑張っています。
でもそれは本当のお家が見つかるまで、取っておこうね。





小型犬ホストファミリー募集

2007年10月14日 | ホストファミリー募集
小型犬ホストファミリー緊急募集!
小型犬の室内ルームのスペースが手狭になり、その為に数頭が
外の犬舎で過ごしています。
これから夜間になると気温が下がりますので、一日も早く室内に入れて
上げたいと思います。

現在保護している中から一時預かりをお願いしたいと
考えております。
預かり期間はご相談になります。
ワクチン、去勢を終えた子になります。

※アフターフォローの都合上あまり遠方にお住まいの方と
多頭飼育の場合はご遠慮願います。

宜しくお願い致します。


ご報告

2007年10月14日 | Weblog
ラッシーとのお別れの日
何故か今日のラッシーはいつにない笑顔でした。
「やったーシェルター卒業」と言わんばかりに

本日鹿児島から引き取ったラッシーに里親様とのご縁に恵まれ
今日から里親宅にて暮らす事になりました。
ラッシーを引き取ってから約10ヶ月間DSVのシェルターで
お世話をして参りました。
くるみちゃんが一足先に幸せのご縁に恵まれ、ラッシーも必ず良きご縁に
恵まれることを信じて来ました。
そして、今日という日を迎えることができました。
詳細につきましては、今月末の「里親決定の犬達」のご報告で致します。


今夏の猛暑も過去のごとく過ぎ去りましたが、最近では夕方5時半くらいには
夕暮れになり、業務も暗くなるまでに終了したい状況です。
私もお手伝いに入っており多忙を極めております。
正直自分の分身があと二つくらい欲しいくらいです。
昨日は高槻、今日は兵庫県に、
時間がなくて新聞をお譲り下さっているところに受け取りに行きそびれてしまい
先方にご迷惑をお掛けしてしまうなど、雑用等いくらでもすることがあります。
来週も活動のスケジュールが一杯詰まっております。
命を救う活動に自分の自我の都合を通していては前には進みません。
でも保護犬達が新しい家族のもとへ巣立つ忙しさはありがたいことです。

犬舎の冬バージョンの準備に取り掛かっておりますが、時間が足りなくて
満足にできない状況にあります。
又あらたま君里親ご夫妻にお手伝いの方お願いしようと・・・
材料はこちらで用意しておきますので、宜しくお願いします。

里親募集
さて、3日にラブラドールをレスキューしました。



既にワクチン接種等は済ませております。
体重は22kgの女の子
年齢2歳~3歳
現在ドッグホテルに預けております。
費用の方の援助、ご協力をお願い申し上げます。

又15日に保護一年以上経過の保護犬に獣医さんに往診に来て頂き
一斉ワクチン接種を行います。
約15頭くらいを予定しております。

里親募集
クッキー 女の子
年齢 2歳
体重11kgくらい




飼い主から飼育放棄され保護しました。
いい子なんだけど、まだ幸せの赤い糸に出会えません。
室内飼育を希望致します。
宜しくお願いします。



スタッフ募集

2007年10月13日 | Weblog
夕暮れの時間が早くなり、夏期季節は午後7時頃の時間帯でも
明るかったのですが、最近では夕方5時半過ぎると薄暗くなって来ます。
できれば日が暮れるまでにシェルター内の業務を終えたいのですが、
飼育スタッフが後一人足りません。
特に忙しい時間帯である午後2時頃から夕方5時過ぎ頃まで
又は週3日以上飼育スタッフとしてお手伝い頂けないでしょうか?
パートやアルバイト制も採用しております。

私共は尊い命を救う為に活動に取り組んでおりますが、
活動自体は無償の奉仕で動いております。
しかし、シェルター飼育スタッフには労働という任務が課せられています。
犬舎の掃除全般、犬達のケアー、お散歩、食事の用意、他
することはたくさんあります。
犬達のお世話に、犬に囲まれて楽しくという軽い気持ちでは長続きしません。
もちろん体力、根性、責任感も必要です。
犬が好きなだけでも出来ません。でも犬に対する愛情は必要です。
ある意味でどんなに大変な仕事でもやり遂げるだけの根性がなければ
長続きしません。
これはどんな事にも共通して言えるのではないでしょうか?

でも難しいことは何一つありません。
DSVのシェルターの作業の流れにはマニアルがあります。
最初に覚えることはいくつかありますが、
毎日同じことを繰り返し行いますので覚えて頂けます。

現在シェルターに通うボランティアさんは4名いますが普段は仕事を持たれて
いる方が殆どで、それぞれ制約があり限られてしまいます。
あとお一人専任の飼育スタッフが必要な状況です。
できれば、専念できる方ならば尚ありがたいです。

ありがたいことに遠方の方からスタッフになりたいとお申し出を
頂きますが、残念ながら利便性の問題上車やバイクで通えることや、
近郊にお住まいの方が通うに便利という点がございます。
通うことに関して遠い、不便という理由から続かない場合もあります。

私は自宅からシェルターまで車で25分くらいです。
距離的には15キロ程度
きっともっと遠ければ通いたくても通えなくなると思います。
日々のことですから、

大体30分から40分以内で通える地域となれば
大阪狭山市、堺市、羽曳野市、藤井寺市、富田林市、美原区、南河内郡地区
でしょうか?

あと、成人女性に限ります。

大阪府以外の方から是非スタッフになりたいとのお申し出には感謝申し上げます。
その方たちがお近くならばと、残念に思うこともしばしば、

DSVは資金難である為、住み込みなどの施設はありません。
せっせと通える方、どうぞ宜しくお願いします。


地獄からの生還

2007年10月11日 | Weblog
王子様犬です。
この子はアフガンハウンドのカン君といいます。
ただ画像だけを見ると、とても不幸な経験を持った犬とは
想像も付かないと思います。
超幸せ犬だねぇで済まされそうですが・・・

先日このわんちゃんの里親様から思いがけないメールを頂戴しました。
その前に保護の経緯はこちらをご覧下さい。(2006.10月記)

約2年ほど前になりますが、私どもで保護したわんちゃんです。
大阪能勢にある保護団体さんから直接里親様に巣立って行ったので、
もう2度と会うことも連絡を取ることも、現在を知りえることもないと
思っておりましたので
メールを頂いて本当に嬉しくて感激しました。
きっと幸せになってくれていると信じていました。
救って良かった。。。






お電話番号が判らなかったため突然のメールで本当に失礼いたします。
昨日貴殿のHPを、たまたまヒットさせていただき、びっくりしてメールさせていただきました。実は、2005年に保護していただきましたアフガンの里親です。
あまりにも悲惨なわが子の姿をHPで拝見させていただき、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

しかし、現在のわが子があのような悲惨目にあっていたかと思うと悲しくて悲しくて・・・HPをみてすぐ、わが子に深く深く愛情いっぱいのハグをいたしました。
現在の元気で健やかに過ごしてくれている子を見てやってください。(写真添付)そしてどうかどうかご安心くださいませ。たぶん彼もゆっくり気分で残りの犬生を楽しんでくれていると思います。

(途中省略・・・。)

もしよければまたカン君にあってあげてくださいね。
きっと彼も感謝の気持ちで喜ぶと思います。

突然のお便りではありますが、とにかくその後の様子をお伝えしたく思いました。
これからも大切に大切に育てさせていただきますので、ご安心くださいませ。
そして 保護してくださって本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
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レスキュー前のアフガン君です。
この時、彼の無言のSOSが・・



この時の彼は絶望感で一杯だったでしょう。
痒かったでしょう。
辛かったでしょう。
彼は疥癬でした。