Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE83. 続・機材論

2010年10月02日 | field work

 フィルム時代の撮影機材の名機をあげれば、ライツM3、ニコンF3とどちらも3ナンバーなのだが、そう書けば誰でもが納得できるだろう。何れも製造期間が長く、そして世の中の多くの場面で機材としての役割を十分に果たしてきたからだ。
 私は仮説をあげれば、撮影機材というのは、これらの名機の大きさ以上にしてはならないと考えている。というのも人間の手の大きさにほどよく納まり、それでいて少し頼りないぐらいに小さくて、精悍で実用的なところが、多くの人に好まれる所以だと思われる。
 理想をあげれば、パルナックライツだろう。デジタル・オリンパスペンは、そのボディに近い感触である。手にしたときにグッと抱え込める大きさなので、理想型に近い。もちろんペンの方がそれよりは小さいのだが、手にしたときの感触は、パルナックライツに近い感触を誰しもが感じるだろう。
 他方大柄なデジタル一眼レフのボディを、私は好きになれない。むしろあれを公然と持ち出すのは、大変ダサイと思われる。ダサイ事は商業カメラマンにまかせたい。
 燕岳でも多くのビジターが持参していたのは、コンパクトデジタルカメラであり、まれに大きなボディのデジタル一眼レフや大口径のレンズを見かけたが、やはりこんな環境で使うのには、大変格好が悪いと思われる。
 撮影機材の大きさというのは、結構大きな選択要素ではないかと思っている。

燕岳尾根、撮影日2010年9月19日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/F4-5.6
シャッター1/320,絞りf9,焦点距離54mm,ISO200,iFINISH

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PEN LIFE82. デジタル一眼レ... | トップ | PEN LIFE84. 隠れ沢!? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

field work」カテゴリの最新記事