映像制作が中心になってゆくと静止画が退屈になる。動かないし音もないし・・・、そのあたりは人間の眼の知覚と意識の複合作用か・・・。
例えばインスタグラムで・・・、綺麗なモデルさんで髪型をトレンディに整えファッションもドレッシーでライティングも完璧でプロカメラマンがライカ・デジタルで撮影しアプリで編集加工をしつくしましたね・・・、といったつくられすぎた画像をみると、私の意識は退屈だから指は画像をスルーしてしまう。
京都の東山を歩くとインスタグラム映えする撮影スポット情報が世界に知れ渡っており、必ず外国人ビジター達がたむろしておりポートレイトを撮り合っている光景に遭遇する。
そんな彼らのスマホをのぞくと、こちらも少し愉しくなる。何故かといえば、先のつくられた画像に対して、彼らの画像には、例えばアルバイトをしてお金をためてやっと日本にやってくることができて、しかも着物姿だ、一番綺麗なところを撮らなきゃ、といった画像の背後の生活ストーリーを感じさせてくれるリアリティがありそうだ。そこが私には興味深い。
人間の眼は、つくられた画像と生活感あるリアルな画像とを見分けてしまう。
こちらは、そんなリアリズムを映像に記録している。時には機材を近づけすぎて若い女性のうなじまで接近し、なんだぁー着物の下は白いTシャツかぁー、着物を脱いだらTシャツ姿で焼き肉店にゆくのかなぁー・・、と想像するのも愉しいし、着物姿の彼女達の骨盤を眺めながら、今晩は彼氏と思いっきり燃えるんだろうなと想像するのも愉しい。日本での思い出を沢山つくっていって欲しいとですねと思いながら私は通り過ぎる。
そんなわけでブログトップ画面にアップさせた映像機材がフル稼働している。上のα6600につけるYouTubeサイト推奨レンズは、本来だとEPZ18-105mm/F4.0G OSSだが、これは2012年発売でオートフォーカスが遅い。だから私はワンランク下のE 18-135mm F3.5-5.6 OSSを使用している。デジタルズームを併用すると300mmまで届くので、私好みの超焦点域をカバーできるレンズだ。かってEOSのEF Lレンズ28-300mmの解像度と使い勝手がすこぶるよかった経験があるから超広域焦点レンズが個人的に使いやすい。
今後撮影で試みたいのは、露出やピントをすべてマニュアルで撮影したら綺麗だろう。そう思いつつ、ジンバルの身勝手な動きと雑踏に試みの意志は揺らいでゆく・・・。
機材のマイクは3つの指向性に切り替えられるので、鳥の声を撮ったり外国人達の会話を記録できる。今度はカップル達の会話を記録しよう。もちろん屋外はノイズが大きいから言葉の意味は断片的にしかひろえないが、それでもエトランジェ達の空気を感じることができるかもしれない。そんな映像が撮れたら面白いと思うけど・・・。
画像下の小さな機材DJI-POCKET2は予備だけど、最近先ず使わないですね。
会話からすれば台湾人かな!?、首回りの胸鎖乳突筋がいいね。
iPhon13pro
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