7月28日、日本列島北部は寒気団があり、南からの空気がぶつかり広範囲に雷雨情報が発令されていた。京都も微かに雷鳴は聞こえさえしたが雷雨にならず、透明感ある空気が夕方の街を綺麗にみせてくれた。
ならば機材をリュックに詰め七条のいつものマッサージ屋へ出向いた。さてここからバスで清水口までゆこうと空を見たら綺麗だ。今が撮影チャンス!。そこで七条から博物館前を北上し五条通までゆき、清水焼の窯元跡を抜け宮川町から四条へ出ようと方針変更。
こうした透明感ある夏のらしい空は7月末だけである。8月になると京都盆地の気温は上がり地面から水蒸気蒸発が盛んになり、霞んだ風景が続き、体幹気温は40℃を超え、蒸されるように熱い日が9月まで続く。
撮影には、手元のα6600が活躍している。この調子だとすり切れるまで酷使しそうだ。そうなると外付けマイクをつけるべきだろうし、難点は炎天下の暑さで機能停止する事。それがPhilippinesでは毎日起きた。だから冷却ファンが必要だと痛感している。静止画では予想しなかった事である。
こうした夕方のコントラストある風景を撮ると、測光方式によって写り方が違う。そこにデジタルのラチチュードの狭さを痛感する。α6600はAPSサイズのイメージセンサーでありながら画素数が2400万画素と高すぎるのが欠点だ。せめて半分ぐらいの画素数で良いのだが・・・。
そうなると撮影モードのチョイスが必要になりそうだ。それができるのがこの機材の利点だが、勉強とトライ・アンド・エラーをしてみないと解らないことが多い。それに映像は機材自体を動かせるからレンズ交換不用といってもよい。レンズは標準ズームレンズが1本あれば十分。次回はZEISSレンズにしてみようか・・・。
そして目下静止画機材がトランク2つ分に納まっている。どうすんのこれ?・・・。
七条から四条へ・夏の光を追い求めて
京都市
α6600、E10-18mm/F4.0
フィリピンでの追記
ドル円の為替相場の動きが少し鈍った。海外にいるといつ換金するかに関心がゆく。どうせ円は安いのだし諦めた。これを教訓にドルの銀行口座を作ろうと考える。ドルで換金すれば円安からは逃れられる。このことは、2ヶ月前に頭をよぎったのたが、アホなセールスのために忘れてしまった。予約もしないで他人の家を訪れるな。話題がそれた。
その時は120円代だった。資源がない日本は円安による影響が私たちの生活に直接ひびく。エネルギーが最たるものだ。そんな日本の構造から判断すれば、唯一の資源的エネルギーは原発再稼働を早い速度で行う事。せめて電力が安くなると私たちの生活も改善される。
振り返ればF2の事故は原発の構造に由来したわけではなく、コントロールできるにも関わらず、それができなかった人為的過失の要素が高い。なにしろ電源喪失なのにバッテリーを送らずに総理大臣が飛んでくるという対応には今でも首をひねる。電源喪失なら速やかにヘリで電源を空輸しイソコンダクターを稼働させればすんだと思うが。こうした緊急時の工学的判断ができない政府。おかげて被害は途方もなく拡大した。そのつけは税金となって国民の負担になっている。
緊急時の工学的判断ができない。先進国の中では唯一、政府のお金の使い方が下手で30年間給料は上がらない国家。アベノミクスも企業の内部留保に制限を設けなかったために3本目の矢は不発に終わった。これで暴動が起きない方が不思議だ。だから資金を海外に移そうとする傾向があるのだろう。日本人が日本を見捨て始めたと言ってよいのかもしれない。
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