6月の終わりに、大学時代の同級生を訪ねて四国松山へ6人ででかけた。というか同級生の鍼灸師の針治療を受けたいとするのが私達仲間の意図であり、ついでに宴会・カラオケというコースに便乗した。
旅は出かける時が愉しい。行きは元気があるから高速バスで4時間45分の旅もものともせず、レガシーの車組が70km後ろから私が乗ったバスを追いかけてくる。
松山はJRの駅が外れにある。だから高速バスで松山市駅という街のど真ん中のバスターミナルで下車するのが好都合だ。ホテルでの待ち合わせには、時間がある。近所の愛媛県立美術館の常設展示を冷やかしつつ。やはり見せる設えではなかった。
ダイワロイネットホテルで私達は合流し、針治療組と道後温泉組だ。私は飛鳥の湯へ向かった。
道後温泉本館は現在改修工事中であり、一部裏から入浴ではきるが数人の列で1時間待ち。多分浴槽も半分のサイズに仕切られ入浴者の数が制限されているのだろう。工事用の仮囲いからのぞくと、あの特有の日本建築は、解体されているようだ。
私達は、飛鳥の湯で温泉につかり、近所の民芸喫茶店で時間をつぶしていた。
そう、映像は、ここまでである。それ以降の魚の旨い割烹は、室内が暗かったので、敢えて撮影する気分ではなかったし、カラオケにゆく頃には、夜も更けた。朝起きてホテル裏のなんの変哲もない風景に夏の気配を感じていた。既に撮影するテンションは皆無だった。
翌日は、暑くなるのでそうそうに列車で引き上げた。というのも徳山や岡山へ行く高速バスが平日は運休だ。まだ完全には復調していない日本だ。
小旅行 四国松山
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