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糖尿病性腎症 補腎活血法 張琪氏弁証論治5.(腎病漢方治療298報)

2014-03-18 00:15:00 | 漢方市民講座

本日の講座で、糖尿病性腎症の補腎活血法弁証論治の最終とします。本日も、飽きずに、ご覧になって下さる読者に敬意を表します。( )内に随時、コメントを入れます。医案に進みましょう。

患者:高某 71歳 男性

初診年月日:2006515

主訴:腰酸、乏力、反復浮腫三余年

病歴:

18年前に糖尿病に罹患、嘗て経口糖尿病薬とインスリン治療を1年間受けたことがある。20013月に尿蛋白出現3+、腎機能正常、氏の病院で糖尿病性腎症と診断、中薬治療を受けてきた。20033月、双下肢に浮腫出現、入院となった。Cre214.3μmol/L2.42m/dL)、中西薬結合治療で病情好転、退院後はずっと中薬治療を受けてきた。200311月、双下肢の浮腫が再発、Cre169.3μmol/L、治療後にCre118.0μmol/L、浮腫は消失し退院した。退院後に治療を堅持しなかった。近日Cre200μmol/L2.26m/dL)、2日前、突然、痙攣が出現し入院となった。

初診時所見:

乏力、腰酸、双下肢浮腫、少腹痛、頻尿、尿少。舌質紅、苔薄白、脈沈弱。血圧140/100mmHg、空腹時血糖8.53mmol/L153.54m/dL)、BUN12.82mmol/L76.92m/dL)、Cre218μmol/L2.46m/dL)。

中医弁証:虚労、脾腎両虚、湿熱濁毒内蘊

西医診断:糖尿病性腎症、慢性腎不全(失代償期)、尿路感染

治法:清熱利湿、 益気補腎活血

方薬:滋腎通関丸 合 参耆地黄湯 加減

知母15g 黄柏15g 肉桂10g 車前草(清熱解毒)30g 瞿麦20g 萹蓄20g 石葦(利水通淋、止咳 涼血止血)15g 大黄10g 熟地黄20g 山茱萸20g 茯苓30g 牡丹皮20g 澤瀉20g 車前子(清熱利水)20g 巴戟天15g 肉蓯蓉15g 枸杞子20g 桃仁15g 赤芍15g 紅花15g 丹参15g 紅参15g 黄耆30g 益母草30g

水煎服用、毎日2回に分服

その他の治療として、降圧剤の非洛地平(Ca拮抗剤felodipine