澤漆≠蜀漆≠干漆=乾漆≠山漆=田七人参
乾漆造りでない完全な木彫の私の父親(故人)の頭部像です。叔父(故人)若林八州彦氏の作成です。Pure woo-cut of my father by my uncle Yasuhiko Wakabayasi who was an artisan in Aizu area of northern <country-region w:st="on"><place w:st="on"> Japan
写真2無関係ですが、会津の十割ソバはご覧のとおり黒く、香り豊かです。10割とは名ばかりの、真っ白で、ゴムひものような硬いソバを食すると、怒りすら感じてきます。会津大内宿の「ねぎソバ」もいけます。
写真3そして会津の漆器「会津塗り」です。親指と人差し指で、底と縁を挟んで触れば、本物の厚みが感じられます。
先ずは、接着剤のとして「漆」から 干漆=乾漆の元材料です。「漆」を使って修理された約6000年前の土器も見つかっている。旧約聖書にはバベルの塔の煉瓦接着や、ノアの方舟の防水処理用にアスファルトが使われたと書かれている。「漆」は使われなかったと思います。
漆のように黒い顔色の意味するもの
帰経の腎経に関係する。腎経を流れている正常な気血は、多気少血と言われる。
腎経が変調を来たすと、空腹になっても食欲がない、口中に熱をもつ、顔が漆のように黒くなって痩せる、舌が乾き、咽が腫れるなどの諸症が出る。腎経の経脈の機能が弱ると、顔が漆のように黒くなって痩せ、咳が出て、気が逆上して息苦しくなる、腎陰虚になると、立ち上がろうとするとき立ちくらみがして何も見えなくなる。腎気が不足すると、いつもビクビクしていて不安感に襲われます。
澤漆ザーチー たくしつ 有毒 大小腸肺 利水消腫 化痰止咳 散結
別名 猫目草 トウザイグサの全草
辛 苦 微寒 利水消腫作用は、水腫実証の腹水 腹満 全身浮腫に単味、或いは、白朮 茯苓 大棗と煎じ服用します。化痰止咳 散結の作用は、瘰癧(るいれき)皮膚結核の皮下結節に、単見(濃煎します)、肺熱の黄色い痰の混じる咳には魚腥草(ギョセイソウ 十薬 ドクダミ) 前胡 桑白皮などと用いられる。澤漆の澤は面倒なら沢と書いてもいいのです。(澤瀉を沢瀉と書くのと同じことです)
写真5 澤漆ザーチー たくしつ 辛 苦 微寒にして有毒
古典における「澤漆」金匱要略 咳嗽上気病
(病理機序的言葉で「喘」と考えてよい)
① 濁唾涎沫(現在の痰に相当)を主証とする
補足(後世の「労咳」は慢性気管支炎、「肺張」は気管支喘息に相当する)
② 治則は(小青龍湯 加減)
小青龍湯:喘、痰多(寒痰壅肺)
覚え方)まーぐいがんさいしゃおうーばんじがん
麻黄9桂枝6干姜