みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#191 終末預言 ペテロの手紙第二3章は世界終末預言か NO.3

2024年01月30日 | 終末預言 

How is limited atonement true when Scripture teaches that Christ died for the whole world?

知っていると思うが、John MacArthur師は、典型的なプレミレ教信者だ。

プレミレ信者であり福音派牧師であるJohn MacArthur師が、カルヴァン主義神学の中心的教理のひとつであるlimited atonement(限定的贖罪)について、どのような見解を有しているか大変興味深い。

正しい聖書解釈はひとつしかないことを考えると、結論が完全に一致するのは当然と言えば当然。

参考:

TULIP  
全的堕落(Total depravity)
堕落後の人間はすべて全的に腐敗しており、自らの意志で神に仕えることを選び取れない。
無条件的選び(Unconditional election)
神は無条件に特定の人間を救いに、特定の人間を破滅に選んでいる。
限定的贖罪(Limited atonement)
キリストの贖いは、救いに選ばれた者だけのためにある。
不可抵抗的恩恵(Irresistible grace)
予定された人間は、神の恵みを拒否することができない。
聖徒の堅忍(Perseverance of the saints)
いったん予定された人間は、最後まで堅く立って耐え忍び、必ず救われる。

早速聴いてみよう。

◇◇

彼(主イエス)がこの世の救い主であることは皆知っています。

この世のための救い主は唯御一人しかいません。

世は唯一人の救い主しか持っていない。

しかし、私たちは、イエスキリストの贖いが限定的であることも知っている。

人々が地獄に行くという意味で、贖いは限定的なのです。

山上の説教で、イエスは、「私に対して主よ、主よと多くの人たちが言うだろう。しかし、私は言う、私から離れて行け。不法をなす者たちよ。私はあなたがたを知らない」と言いました。

イエスは、天国よりも地獄について多くを語りました。

地獄の存在は事実であり、人々はそこに落ちていき、永遠に滅びることを私たちは知っています。

私たちは皆、イエスの贖いは限定的であることを信じています。

全ての人が救われるのではない。

限定的贖いを信じるか、万人救済を信じるか、いずれかしかありません。

万人救済説を信じるなら、理屈上、地獄というものは存在せず、誰も地獄にはおらず、全員天国にいることになります。

非限定的贖いを肯定するのであれば、結局万人救済者と同じことです。

何故なら、もしも実際に主が全世界のために死んだのであれば、全世界は救われているでしょう。

しかし、私たちがそのような立場をとることはあり得ません。

何故なら、実際に地獄は存在し、そこは多くの人で溢れています。

事実、ほとんどの人は地獄に行きます。

つまり、贖いは限定的なのです。

次に、誰が贖いを限定的にするのかという問題です。

私たちですか、それとも神がそうするのでしょうか。

その答えは聖書的に自明の理です。

神が限定したのです。

神が選ばれし人たちに限定した。

或いは、誰を救い栄光を与えるのかを神が決定した。

或いは、贖いを通して神が(選ばれし人々に)栄光を与えた。

次のようなはっきりとしない選択肢もあるようです。

自ら贖いをつかみ取り、神の贖いの一翼を担う人たちもいるというもの。

しかし、神はそのようなことをお許しにはなりません。

というのも、私たちは限定的贖いを信じていることを覚えています。

さて、次の疑問です。

主権者は人か、神か。

神が主権者なら、神が限定したのです。