みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#46 終末預言 by R.C. Sproul

2022年02月01日 | 終末預言 
R.C. Sproul: Can We Enjoy Heaven Knowing of Loved Ones in Hell?

19分56秒から24分01秒まで

◇◇

引用聖句

黙示録21章
ローマ書8章

◇◇

その質問をした学生は、恐怖のあまり縮み上がり、顔面蒼白となる一方で、私は思わず吹き出してしまった。

その学生は私を見て、「何がそんなにおかしいの」と言った。

私は言った、「すみません、ゲルシュナー先生。今おっしゃったようなことを実際におっしゃるなんて信じられません。」

「そんな風に話す人は見たことがありません。」

この人、すごく変わった人だと思った。

天においてとてもハッピーで、しかもとことん義とされているがゆえに、私は地獄の穴をのぞき込むことができ、私の母がそこで楽しんでいることを知ることができる。

これほど馬鹿げたことは想像できない。

私はこのことを深く、くり返し考えてみようと思った。

この出来事を思い巡らしながら、次のテキストに移りたいと思う。

この箇所はパウロの手紙、ローマ書8章23節から。

というのは、被造物全体が生みの苦しみの中でともにうめいていることを私たちは知っている。被造物のみならず、御霊の初穂を持っている私たち自身も内においてうめき、、子となる養子縁組すなわち私たちの体の贖いを切に待っている。なぜなら、この希望において私たちは救われたのだから。しかし、私たちが見えないものに対して希望を抱いているのなら、忍耐をもってそれを待ち望む。同様に、御霊は私たちの弱さにおいて私たちを助けて下さる。というのも、私たちは祈るべき時に祈るべき事柄を知らない。しかし、ことばの代わりに極めて深いうめきをもって、御霊ご自身が私たちのために執り成して下さる。そして、心を探る彼は御霊の思いが何たるかを知っている。なぜから、神の御心に応じて、御霊は聖徒たちのために執り成して下さるからだ。神を愛する人たちにとって、神の目的に従って召し出された人たちにとって、すべてのことがみな益として働く。

そして、パウロはこのことを膨らませて、次のように言っている。

というのは、前もって知っておられた人々を、神は御子のイメージへと変容させることをあらかじめ定めておられた。御子が多くの兄弟の中で長子となるために。そして、神はあらかじめ定めておられた人々を召し出し、召し出した人々を義とし、義とされた人々を神は栄光化された。

今読みあげた箇所は、神学においてordo salutis(救いの順序)の黄金連鎖と呼ばれる。

永遠の領域において開始される救いの順番のこと。
神は永遠の昔から選ばれし聖徒たちを知っている。
神は永遠の昔から彼らを愛している。
神はあらかじめ知っておられる人々をあらかじめ定めておられた。