みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#520 神の法第五戒

2020年04月15日 | 神の法
第5戒
命の約束
 
p173~
The Promise of Life
The Fifth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

これらの聖句をさらり眺めただけでも、数多くの要点が見えてくる。

第1に、命の約束は、神の法全体に関して与えられていること。

第5戒はこの約束の最上位にある。

神の法はすべて命を供与する。

第2に、命の約束は具体的な物質(訳者注;観念的ではない)であり、この世界に由来すること。

永遠の命の約束は、聖書の至る所において明白だが、上に掲げた旧約の聖句において読み取ることはできない。

第3に、命の約束は、遵法契約者だけでなく、その者が所有する家畜、畑、木々に対しても有効。

その約束は、疫病や病気からの解放をも意味する。

その約束は、妊娠と安産を意味する。

その約束は、契約者とその家族の長寿を意味する。

かくして、神の法は、信仰と従順の中を歩む契約者にとって命の約束となる。

第4に、不従順な者にとって、神の法はまた、死や病気、不妊や疫病の約束ともなること。

神の法を単なる死の約束に過ぎないと引き下げることは、その意義を否定することであり、結局その裁きを否定すること。

神の法は単純なる否定ではない。

その目的は罪を不法と宣言することであり、義を守り育むこと。

この点においてのみ、神の法は命の約束となる。

殺人に対する法は、殺人者に対しては死の約束であり、敬虔な者に対しては命の約束であり、生活の保護でもある。

敬虔な者から命の約束を奪うことは、殺人者から死の約束を奪うことと同義。

強盗や殺人者が社会から除かれるから、命と財産が守られ、かつ促進される。

神の法を罪には死というような単純で否定的な機能しかないと引き下げる時、そこには暗に死刑を取り除こうとする意図や、神以外に贖い者や命供与人となる愛を備えることができるという意図がある。

彼ら超道徳者たちは神の法を除き、命供与人、愛、神の人類愛、神に対する人の愛を新しい原理として置き換える。

その場合、死は愛の剥奪となり、愛が剥奪に対する万能薬となる。

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