みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#527 神の法第五戒

2020年04月23日 | 神の法
第5戒
家庭の経済学
 
p177~
The Economics of Family
The Fifth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

ヨーロッパの持参金制は、聖書の原則とは逆。

女性の父が花婿に贈呈する。

このことは、結婚と家族という面において、不健全な状況を生み出した。

そのようなシステムにおいて、女性は借金のようなもの。

14~5世紀のイタリアでは、父は女児の誕生日をひどく恐れるようになった。

彼女のために用意すべき持参金が多額だったからだ。

毎年、持参金の相場は上がっていき、実質的に家庭の破壊へとつながった。

一方、聖書的持参金制度は家族をしっかりと支えてくれる。

女性を迎える際、花婿は最高額を望んだ。

女性の父は、持参金を要求されても破産しないような男を買い求めた。

聖職者たちの抗議は水泡に帰した。

聖書的には、持参金制の目的は新しい家族の経済的土台だった。

アメリカにおいて、この点は残された。

古いアメリカの習慣に従って、花婿の父は女性に牛を与えた。

このことは、彼女が新しい家族にミルクや肉を与えてくれる新しい群れの母となることを意味した。

性的誘惑やレイプの場合、有罪となった者は処女の持参金を女性にあげなければならなかった。

結婚に至った場合、その者は離婚の権利を永遠に失った。

出エジプト記22:16~17
まだ婚約していない処女をいざない、彼女と寝た場合は、その人は必ず花嫁料を払って、彼女を自分の妻としなければならない。もし、その父が彼女をその人に与えることを堅く拒むなら、その人は処女のために定められた花嫁料に相当する銀を支払わなければならない。 

申命記22:28~29
もしある男が、まだ婚約していない処女の女を見かけ、捕えてこれといっしょに寝て、ふたりが見つけられた場合、女と寝たその男は、この女の父に銀五十シェケルを渡さなければならない。彼女は彼の妻となる。彼は彼女をはずかしめたのであるから、彼は一生、この女を離縁することはできない。 

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