第2テモテ2章3節
キリスト・イエスのりっぱな兵士として
私と苦しみをともにしてください
「私と苦しみをともにする」と書いてある。
霊的な内容とは言えないが、念のため投稿しておく。
英語訳を見てみる。
同
Thou therefore endure hardness
as a good soldier of Jesus Christ
(KJV)
上のKJV訳を見ると「私とともに(with meなど)」という語句がない。
異本があるのだ。
例によって、Biblehubを開いてみると
2つの異なる写本があることを確認できる。
同2:3
συνκακοπάθησον・・・
(Westcott and Hort 1881など)
もう一つは
同2:3
συ ουν κακοπαθησον・・・
(Scrivener's Textus Receptus 1894など)
信頼できない写本が上段Westcott and Hort 1881などの写本で、信頼できる写本が下のTextus Receptusなどの写本だ。
何処が違うのか。
下の写本の文頭は、3つの単語συ、ουν、κακοπαθησονから構成されている。
しかるに、上の写本は、ουνがなくて、συνとκακοπαθησονの合成動詞1語συνκακοπάθησονから始まっている。
συは「あなた(2人称主格単数)」という意味を持つ単語。ουνは接続詞で、「それ故」という意味を持つ。κακοπαθέωは「患難を耐える」という意味の単語で、過去命令形2人称単数で使われている。
συνは、with(~とともに)という意味を持つ前置詞で、動詞の接頭語として使うと合成動詞を形成する。意味は「ともに~する」。上の例で言えば、συνκακοπάθησονで、ともに(συν)苦しむ(κακοπάθησον)という意味になる。
我々はWestcott and Hort 1881などは信頼できないとする立場であるので、下の写本を採用する。従って、この箇所の意味は「私とともに苦しむ」ではなく
あなた(συ)は、それ故(ουν)、患難を耐えなさい(κακοπαθησον)
となる。
第2テモテ2:3
それ故
あなたは患難に耐えよ
イエスキリストの有能な戦士として
キリスト・イエスのりっぱな兵士として
私と苦しみをともにしてください
「私と苦しみをともにする」と書いてある。
霊的な内容とは言えないが、念のため投稿しておく。
英語訳を見てみる。
同
Thou therefore endure hardness
as a good soldier of Jesus Christ
(KJV)
上のKJV訳を見ると「私とともに(with meなど)」という語句がない。
異本があるのだ。
例によって、Biblehubを開いてみると
2つの異なる写本があることを確認できる。
同2:3
συνκακοπάθησον・・・
(Westcott and Hort 1881など)
もう一つは
同2:3
συ ουν κακοπαθησον・・・
(Scrivener's Textus Receptus 1894など)
信頼できない写本が上段Westcott and Hort 1881などの写本で、信頼できる写本が下のTextus Receptusなどの写本だ。
何処が違うのか。
下の写本の文頭は、3つの単語συ、ουν、κακοπαθησονから構成されている。
しかるに、上の写本は、ουνがなくて、συνとκακοπαθησονの合成動詞1語συνκακοπάθησονから始まっている。
συは「あなた(2人称主格単数)」という意味を持つ単語。ουνは接続詞で、「それ故」という意味を持つ。κακοπαθέωは「患難を耐える」という意味の単語で、過去命令形2人称単数で使われている。
συνは、with(~とともに)という意味を持つ前置詞で、動詞の接頭語として使うと合成動詞を形成する。意味は「ともに~する」。上の例で言えば、συνκακοπάθησονで、ともに(συν)苦しむ(κακοπάθησον)という意味になる。
我々はWestcott and Hort 1881などは信頼できないとする立場であるので、下の写本を採用する。従って、この箇所の意味は「私とともに苦しむ」ではなく
あなた(συ)は、それ故(ουν)、患難を耐えなさい(κακοπαθησον)
となる。
第2テモテ2:3
それ故
あなたは患難に耐えよ
イエスキリストの有能な戦士として