みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

The Diversity Of The Experience, #5

2015年07月26日 | 聖書研究・信仰
聖霊に導かれてペテロが語ったことをもう一度見てみよう。

使徒の働きは聖霊の息吹によって書かれている。

ひとつののこともランダムに語られてはいない。

食い違いはなく、完璧な調和がある。

ペテロが言っていることに十分注意を払いたい。

「あなたがたが見て聞いていることは、預言者ヨエルによって語られたことの成就である」

ペテロが言ったのは、「これは預言者ヨエルによって語られたそれだ」(使徒2:16)

書いてあることの成就のひとつではなかった。

それと類似の経験のひとつであった。

「これがそれだ」の意味は、あなたがたが見聞きしていることは預言されているそれとの類似から来ている。

成就のひとつが起きる時、それに類似する経験が複製される。

預言は預言、夢は夢、幻は幻。

ペテロは「これがそれだ」と言う。

あるものが他のものの正確なコピーであるかどうかは問題ではない。

あるものが他のものと同じカテゴリーに属するかどうかの問題なのだ。

「これ」が「それ」と等価であり、「これ」が「それ」と同等であるから、「これ」が「それ」なのだ。

ペテロを通して聖霊によって強調されているのは、経験の多様性だ。

外向けの発現様式は多種多様のようであり、時にそれらの発現の奇妙さを認める必要がある。

しかし、聖霊はひとつであり、彼が主である。(第1コリント12:4-6)


第Ⅰコリント12:4
賜物の多様性がある
しかし、同じ御霊

同12:5
奉仕の多様性がある
しかし、同じ主

同12:6
働きの多様性がある
しかし、同じ神
すべての人の中ですべての業を為している