ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

カボスのかりんとう

2006-08-22 21:45:28 | 平々凡々

カボスのかりんとう

 

私が属している技術開発部には女性が二人いる。一人は熟年のパートさん、一人は若い派遣社員である。二人とも、気立ても良く、女性にありがちな分け隔てをしない働き者で、部員みんなから信頼されている。

 

この若い派遣社員が今日、お茶室で男性部員と談笑していた。聞くと手作りのお菓子を持ってきたといって、かりんとうを振る舞っていたのだ。酒好きなくせにお菓子に眼のない私は躊躇せず、私もと口に入れた。カボスの皮で作ったらしいが、実に味わいがある。さわやかで、ほんのわずかに苦味というか癖のある風味を砂糖がオブラートしており、ビールのつまみにも合うと思った。

 

この女性は1年くらい前に我が社に派遣された人であり、仕事もてきぱきこなし、誰にも笑顔で接するので人気がある。また、スレンダーで足がものすごく長い人でもある。(正直、こんなに長い人はいまだ見たことがない。キムコ3姉妹も顔負けだ!)

 

珍しいお菓子なので、私のブログで紹介しても良いか、レシピは?などを尋ねると、親切にコメントを頂いた。また、自分たちのHPも教えてくれた。初めて知ったが、旦那さんは無農薬農業を志向して脱サラしたようだ。

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前置きが長くなったが、以下は彼女のコメントそのままである。

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 カボスはうちの夫が無農薬,無化学肥料,無除草剤で作っている自家栽培品です。B級品がたくさん出るのでなんとかそれを加工できないかと考えたのが今日食べて頂いた「香母酢のかりんとう」で私のオリジナルです。
レシピというほどのものではないのですが,簡単に説明しますと・・・


1.カボスの皮は白い部分を残すように少し厚めに六方(里芋をむく要領で)

  むきます。それをさらに5㍉幅程度の細切りにし,水にさらして7~8時

  間おきアクをぬきます。


2.アクをぬいたら,皮に残る苦味を取るために数回茹でこぼします。

  回数は3~4回位でいいと思います。

3.茹でこぼし作業が終わったら,さっと流水にさらしてザルにあけ,カボス  

  の皮と同量のきび砂糖を用意しておきます。


4.ホーローかステンレスの鍋にカボスの皮を入れ,ひたひたの水を注ぎ煮立

  てます。煮立ったら用意しておいた砂糖の半量を加えて煮溶かします。

  ここからは弱火で,煮詰まってトロリとしたシロップ状になるまで煮てい

  きます。


5.煮汁がシロップ状になったら残りの砂糖を全部加えて,カボスにからめる

  ように煮ます。あとは好みの濃度になるまで煮ればできあがり。

 今日食べて頂いたのは,水分がほとんどなくなるまで煮たもので、出来上が りはカボスに飴がからまって艶がありますが,乾くと砂糖が結晶化してカリカリのかりんとう状態になります。


 誰でも作れる簡単なものなので,特に難しいところはありませんがしいて挙げるなら最後の煮詰め加減でしょうか。焦がさないように混ぜながら煮詰めていくことがポイントです。


あと,皮を使うものなのでできれば農薬を使用していないものが望ましいかと思います。もし入手が難しい場合は皮に塩をたくさんまぶし,手でよくモミ洗いして使って下さい。ワックスなども落ちますし,水洗いより効果的です。カボスの皮を使った後の果汁は,うちではドレッシングに使ったり冷奴や納豆にしぼったり焼酎で割ったりと応用していますので,ぜひお試し下さいね。

 

 

みなさまも、カボスのかりんとうを賞味してください。

また、彼女の自家製のケーキを紹介します。彼女夫妻のHPを紹介しますので、暇でない方も、ぜひとも尋ねてください。

 

かぼちゃのベイクドチーズケーキ

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永香自然農園 のHP →  http://www.hpmix.com/home/eikoufarm/

 

コメント (18)
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