9月23日、私は仙台にいた。ラリー・アッサラームと5年ぶりに再会するためだ。場所は立町のライブハウス「サテンドール2000」。両親が宮城出身とはいえ、土地に不案内な私は仙台駅からその場所へタクシーで向かったのだった。
この日はShakeこと木暮武彦 with Big Mountain Blue のライブがあり、ラリー・アッサラームのバンドはそのオープニング・アクトを務めた。久しぶりに聴く彼の歌と演奏は以前よりも余裕と貫禄が感じられるものだったが、本質的な純粋さは変わっていなかった。
50人ほどのキャパしかない会場は音楽を楽しむ環境としては申し分なく、座りながらゆったりと聴くことができた。とてもよい雰囲気の中、演奏者とも距離が近く、木暮武彦がギターを弾いている姿をこんなに間近に見ることができたのはまさに眼福というものだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/bd/145c6a8eab378a032722de27ea53ea08.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/24/7ce4b2d0ba01182ec285d6d19f89f2f5.jpg)
ラリー・アッサラームは相変わらず物腰が柔らかで、ミュージシャンとしてだけではなく、ホストとして常に周囲に気を配り、会場の雰囲気をあたたかくしていた。彼のこうしたところは本当に尊敬できるところだ。
彼とはしばらく話し込んで旧交をあたため、近いうちにあるだろう東京でのライブでまた会えることを楽しみに別れたのだった。
私の手元にはラリー・アッサラームのCDが3枚ある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/7f/fb7d028a6d2829833467f54db2acfcc7.jpg)
1stの「The Blue Virgins」がリリースされたのは2001年、16年も前のことだ。この頃はフォーキーでネオアコ的なサウンドで、声がやはり若い。
2ndの「The Black Virgins」がリリースされたのは2011年、東日本大震災直後のことだ。復興への願い、仙台への思いとともにレコーディングされたこのアルバムは一体感のあるバンドサウンドで、よりロック色が強まった。
そして「The Blue Virgins Revolutions」は、1stのプロデュースをした恩人、下村誠の死を乗り越えるべく、当時収録予定でありながらも収録できなかった「Stardust Blues」を再録しただけでなく、ヴォーカルトラックをすべてやり直し、改めて2017年にリリースしたもの。このアルバムを2001年のものと聴き比べてみると、ライブの時と同様、変わっていない本質的な純粋さこそが尊いのだと思う。もちろん、下村誠への思いを込めた「Stardust Blues」でのラリー・アッサラームのシャウトは聴く者の心を打つだろう。
この日はShakeこと木暮武彦 with Big Mountain Blue のライブがあり、ラリー・アッサラームのバンドはそのオープニング・アクトを務めた。久しぶりに聴く彼の歌と演奏は以前よりも余裕と貫禄が感じられるものだったが、本質的な純粋さは変わっていなかった。
50人ほどのキャパしかない会場は音楽を楽しむ環境としては申し分なく、座りながらゆったりと聴くことができた。とてもよい雰囲気の中、演奏者とも距離が近く、木暮武彦がギターを弾いている姿をこんなに間近に見ることができたのはまさに眼福というものだろう。
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ラリー・アッサラームは相変わらず物腰が柔らかで、ミュージシャンとしてだけではなく、ホストとして常に周囲に気を配り、会場の雰囲気をあたたかくしていた。彼のこうしたところは本当に尊敬できるところだ。
彼とはしばらく話し込んで旧交をあたため、近いうちにあるだろう東京でのライブでまた会えることを楽しみに別れたのだった。
私の手元にはラリー・アッサラームのCDが3枚ある。
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1stの「The Blue Virgins」がリリースされたのは2001年、16年も前のことだ。この頃はフォーキーでネオアコ的なサウンドで、声がやはり若い。
2ndの「The Black Virgins」がリリースされたのは2011年、東日本大震災直後のことだ。復興への願い、仙台への思いとともにレコーディングされたこのアルバムは一体感のあるバンドサウンドで、よりロック色が強まった。
そして「The Blue Virgins Revolutions」は、1stのプロデュースをした恩人、下村誠の死を乗り越えるべく、当時収録予定でありながらも収録できなかった「Stardust Blues」を再録しただけでなく、ヴォーカルトラックをすべてやり直し、改めて2017年にリリースしたもの。このアルバムを2001年のものと聴き比べてみると、ライブの時と同様、変わっていない本質的な純粋さこそが尊いのだと思う。もちろん、下村誠への思いを込めた「Stardust Blues」でのラリー・アッサラームのシャウトは聴く者の心を打つだろう。
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