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おもちゃ教育

2020-08-22 10:52:47 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

「その国の文化水準は、その国の玩具を見るとわかる」(魯迅)とも言われています。日本でも、文化や教育といった視点から「おもちゃ」を考えるという意識が高まってきました。子どもの情操や創造性を育てるおもちゃの利用法について議論が活発になっています。

 

最近のおもちゃには、テレビゲームや漫画のキャラクターをあしらった精巧な人形が多く、逆に素朴なケン玉などを探すのは難しいです。そのためか、子どもたちは、例えば積み木を与えられても、それを家や乗り物に見たてるような創造的な遊びができなくなってしまったと言われます。

 

こうした状況を改善しようと、組み立て式玩具などを取りそろえたプレールームを開設する幼稚園なども増えているといいます。

 

しかし、良質のおもちゃがそろっても、子どもが関心を示さなければ何にもなりません。そこで、良質のおもちゃを教材として活用した遊び指導に取り組むことも大切になります。

 

子どもたちにただ漠然とおもちゃを与えるのではなく、おもちゃを使った「お話」を語らせたり、水に浮くかどうかの実験を促したり、遊びを仕掛けてあげるのです。うまくリードしてあげれば、自分たちで色々な遊びを考えるようになります。

 

おもちゃは世代間の橋渡し役にもなります。竹トンボやお手玉などお年寄りが昔親しんでいたおもちゃを子どもたちが覚えれば、祖父母の世代との交流を図ることができます。

 

おもちゃを「子どもをおとなしくさせる道具」だけとしてとらえるのは、たいへんもったいないといえるでしょう。


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