ダンワールドから皆さまへ

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キャベツの芯が好き

2016-05-23 10:48:00 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

最近、ハマっている食べ物の一つに、「キャベツの芯の味噌漬け」があります。

キャベツの残り物になりがちな芯を使った料理です。

 

まず、キャベツを外側からはずしていって小さくなってきたら、真ん中の固い芯をくりぬきます。

芯はだいたい1個分50~70gくらいですので、これに30~50gくらいの味噌をしっかりまぶしつけて、小さな容器に入れておきます。

こうして2、3日おくと、芯が色づいて食べ頃になりますので、味噌を洗い流して食べやすい大きさに切って、お好みで白ごまをのせて出来上がり。

薄切りにすると、気のきいた箸休めの一品にもなり、ビールのつまみとしてもGOOD。

芯には水分が少ないので、はずしたみそもゆるまず、みそ汁に使えます。

 

魚や野菜の中のゴミとして棄てられる割合を「廃棄率」といいますが、キャベツの廃棄率は15%だとされます。

キャベツの芯を味噌漬けにすれば、この割合はゼロに近づきます。

 

ムダにならないというだけでなく、ほんとうに美味しいのでとても気に入っています。

あたり前に食べている部分よりも、捨ててしまう部分のほうが美味しかったりすることって、ありますよね。

しかも、栄養がより豊富だったりします。

 

家計にもプラスになりますし、工夫する楽しみも味わえます。

こらからも残りものを徹底活用する知恵をたくわえていきたいと思います。


魚を食べると

2016-05-19 10:45:29 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

かつて「魚を食べると頭がよくなる」という歌が流行りましたね。

今もたまに耳にすることがありますが、いつ聞いても明るくてキャッチーな曲だと思います。

 

「魚を食べると頭がよくなる」というのは、科学的に根拠がある話だそうです。

1988年代後、イギリスの脳栄養科学研究所の所長、M・A・クロフォード教授が、驚くべき研究発表を行いました。

「人類は、魚を中心とする水産物に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)をたくさん摂取することで、脳を発達させた」と発表したのです。

そのうえで、「日本の子供が欧米の子供よりも知能指数が高いのは、魚を多く食べているからだ」と指摘しました。

クロフォード教授によれば、「学習」「記憶」などの脳の働きは、神経細胞(ニューロン)の情報伝達によって実行されますが、このニューロンにDHAが含まれているため、魚を食べることで記憶・学習能力も高まるといいます。

 

この研究発表以来、日本の農水省は「魚を食べると頭がよくなる」というキャンペーンを展開。食卓で魚を見直す機運が高まりました。

 

その後も、脳内のDHAの含有量と、シナプス回路の形成について、多くの有望な研究が発表されています。

脳への効果にとどまらず、視力やリューマチ、ぜんそくなど、様々な分野でDHAの研究や、治療への活用に向けた開発が進められています。

 

近年の欧米での寿司人気の高まりは、魚に含まれた成分の持つメリットとも無縁ではないでしょう。世界に誇る魚食の伝統をぜひ大切にしたいですね。