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エチケットという言葉

2018-03-12 11:32:18 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

いくら便利な世の中になろうとも、決しておろそかにできないのが「エチケット」です。

 

エチケットという言葉は、世界の多くの国で共通語のように使われ、重んじられています。もともとはフランス語で、「荷札のふだ」を意味するそうです。それが宮廷訪問者の行動を指示する通用札をさすようになったといいます。

 

フランスのベルサイユ宮殿の庭園には、四季を通じて美しい花壇があります。そこに土足ではいり、花を踏みにじる人がいたので、ルイ王朝の時代に立入禁止の立て札が立てられました。この立て札がエチケットと呼ばれたそうです。

 

ここから、エチケットとは「立入禁止」から転じて「人の心の花園を荒らさない」という意味になったといいます。つまり「他人に不快感を与えない」とか、「思いやりを持つ」という意味合いがあるということですね。エチケットを大切にしてゆくことは、お互いに、安心してつき合ってゆけることにもつながるのではないでしょうか。

 

エチケットは、日本語では作法や礼法とも呼ばれ、辞書では「対人的な言語動作の様式」などと説明されています。エチケットや作法の中身は、時代の流れに沿って少しずつ変わってきていますが、円滑なコミュニケーションや人間関係の土台として、いつまでも必要とされていくでしょう。ネットを利用するときにも、エチケットを大事にしていきたいですね。


アンズの開花期が待ち遠しい

2018-03-05 10:26:01 | コラム

キリスト教の聖書では、アダムとイブが「禁断の果実」を食べたとされ、この果実とは一般に「リンゴ」だと考えられています。

 

しかし、実際には、聖書には「りんご」とは書かれていないそうで、オレンジやメロンといった説もあるようです。

 

聖書に記載されている「快適な木陰をつくる樹木」「見た目に大変魅力的で、味は甘く、よい香りを放ち、元気を回復させる成分を多く含んでいて、金色をしている」「銀色の葉の中に実っている」といった表現をふまえると、禁断の果実とは「アンズ」だとの説も有力だそうです。

 

アンズは漢字で「杏子」と書きます。アンズの林のことを「杏林」と呼び、中国では「医者」という意味でも使われます。

 

昔、中国に董奉(とうほう)というお医者さんがいたそうです。その医者は自分が診察した患者から報酬を受け取らないかわりに、重病の患者が治ったときはアンズの株を5株、軽病の患者が治ったときは1株を記念として植えさせたといいます。それがいつの間にか立派なアンズの林に成長し、たくさんの実が実ったという話が伝えられ、医者を意味するようになったといいます。

 

アンズの干した種子は「杏仁」(きょうにん)と呼ばれる漢方薬として重宝されています。ぜんそくや咳のときに飲むと良く、疲労回復にも役立つとされます。

 

アンズの花は、3月下旬ごろから咲きます。サクラよりすこし早い時期です。サクラも顔負けの「淡紅」の花びらがとてもきれいです。今年はあんずの開花情報にもぜひ注目してみてください。