ダンワールドから皆さまへ

体と心と脳の健康づくり
人と社会と地球の健康づくりをサポートします。

梅干しを食べるとすっきりするのはなぜ?

2017-02-22 10:00:00 | コラム

疲れているときに梅干しやショウガを食べたら、体がスッキリしたという経験はありませんか?

 

酸っぱい梅干しや酢、辛みがあるショウガやシソの葉など独特の風味がある食べ物は、体にとっては刺激の強い食品です。

体が本能的に「不快」だと感じるものです。

 

体にこれらの不快な食べ物が入ってくると、胃腸が活発に動いて排泄しようとする反応が起こるそうです。

これは、自律神経のうち、リラックスを促す「副交感神経」の働きと関係があるそうで、この反応が起こると、副交感神経が優位になって心の緊張がラクになるとも言われています。

 

冬になると、寒さをしのぐために体が縮こまって、緊張状態が長く続きやすくなりますから、梅干しなどの刺激的な食べ物を適度に取り入れていきたいですね。

ただ、とりすぎると胃腸に負担をかけるそうなので、あくまでも適量がいいようです。

 

それともう一つ、「冬の緊張」をやわらげるには、へそヒーリングです!

寒くなるとどうしても肩が縮こまって上半身に力が入ってしまい、お腹から下には力が入りにくくなってしまいます。

すると、上半身ばかり血液が回り、下半身の血流が滞りやすくなります。

 

へそヒーリングを行うことで、意識を体の下のほうへと導き、エネルギーを下半身までしっかりと循環させることができるようになります。

いわゆる「水昇火降」(すいしょうかこう)の状態です。

冷えを感じたら、こまめにへそヒーリングでお腹をほぐしていきましょう!


干物の魚

2017-02-15 10:00:20 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

干物の魚は、もう一度太陽に当てて酒をひと振りすると倍のおいしさになるって、ご存じでしたか?

 

干物の魚は生とは違ったおいしさがありますね。太陽を口に含んだ気分、といったらいいでしようか。

 

ただし、近ごろは海辺へ旅行でもして、現地の天日干しをおみやげに持って帰ったような場合でもないと、干物の魚がなかなか味わえないという人も多いようです。

 

ふつう売っているのは、大きな倉庫の中で機械的に乾燥したようなものも少なくないといいます。

「太陽の味」を感じられないのは、そのためかも知れません。

「干物を買ったのに、焼いてもしまりがなくて、すぐほにょほにょっとして、それでいて身がふっくらとふくらんでこなかった」という声も耳にします。

 

干物魚をおいしく変身させる方法のひとつは、酒を振ってから焼くことですが、さらにもっとおいしく大変身させるのが、ご自分で干し直してから焼く方法です。

 

洗濯バサミか洗濯物の小物吊りにぶら下げて、あらためて太陽の光を吸収させるのです。

冬なら直射日光に当ててかまいませんが、真夏の晴天では陰干しのほうがいいようです。

 

ハエがたかったりするのが気になるのであれば、干物魚をざるに並べ、金網でもかぶせておけばいいでしょう。

干す時間は、季節によって半日から一日。

ただし、脂やけして色が変わるまで干するのはNGですね。

 

こうしてひと手間かけると、冷凍の干物魚でも味は驚くほどよくなります。

さらに、大根おろしもたっぷりつけると、味ばかりでなく、消化、栄養のためにも良くなります。


豆腐で元気な冬を!

2017-02-08 10:11:12 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

世界的な健康食ブームにのって、海外でも人気が高まっている「豆腐」。

清い水と純粋な大豆エキスを主成分とし、日本人の食文化に欠かすことのできない食材として愛されてきた豆腐は、いわば“超ロングセラー食品”です。

 

豆腐のルーツは中国。今から2000年以上前に、淮南(わいなん)王の劉安という人物が発明したというのが有力な説だったそうですが、「自然発生的に生まれた」などの説もあって、決め手はないそうです。

また、東南アジアにも古くから大豆を用いた保存用の食物が存在したといいます。

 

豆腐を日本に持ち込んだ人については、遣唐使、空海、鎌倉時代に宋から帰国した僧など、諸説があるようです。

 

当初、日本では貴族や上級武士の食べ物でした。

僧が精進料理などを通じて広めたものの、当時の豆腐はかなり硬いものだったといいます。

 

次第に豆腐の露店や、半切り桶を担いで奈良から京都を行商する豆腐売りなどが現れ、次第に庶民のあいだに広まったとか。

 

豆腐の食文化が一気に広まったのは、江戸時代。

庶民になくてはならない食べ物となり、重要なたんぱく源になったそうです。

 

江戸時代には、豆腐の普及に伴って、豆腐料理の本が次々と登場。その代表的なのが、天明二年(1782)に編集された『豆腐百珍』という本です。

この本に収録された豆腐料理が百種類にぼり、作り方と評価も記されています。

これが大好評で、「続編」「余録」も出され、ちょっとした豆腐ブームを作り出したようです。

 

日本の食卓を支えてきた豆腐。

寒波に見舞われる日は、湯豆腐など温かい豆腐料理で元気にのりきりたいですね。


ていねい語

2017-02-01 10:18:02 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

敬語は、相手を敬うこころの自然のあらわれですが、いくら気持ちがあっても、正しい敬語のつかい方を知らなければ、それを表現することはできません。

 

まず改めて念頭に置きたいのは、敬語には3つの種類があるということです。

 

その3つとは、(1)ていねい語、(2)尊敬語、(3)謙譲語です。

 

このうち、ていねい語というのは、相手に対して敬意をあらわすために、ふだんの言葉づかいをよりていねいにいうことです。

 

たとえば、家に親しい人がきて、「お母さんいらっしゃる?」と聞かれたときに、

 

「いま買い物、20分くらいしたら戻ってくると思うけどぉ・・・」というところを、

 

「母はいま買い物に出ております。20分くらいで戻ると思いますが・・・」と改まった調子でいうものです。

 

職場では、男女ともこのていねい語が要求されますが、ていねい語のポイントは、語尾を改めるところにあります。

 

ふだんは「・・・だよ」「・・・わ」「・・・だろう」というところを「・・・です」や「・・・ます」で終わらせる。

そういう意識でしゃべりはじめると、自然に言葉全体が改まってくるものです。

 

ごく一般的なていねい語にするための語尾の変化は、つぎのようになります。

 

だよ→です、ます

 

です→ございます

 

する→いたします

 

行く(訪問する)→うかがいます

 

思う→存じます

 

仕事の接客のような場面では、お客さまのほうが「丁重にあつかってくれて当然」という意識をもっています。

 

ふだんならどうということはない、ちょっとした言葉づかいのミスでも、相手は、「失礼だ」と感じてしまいます。

是非ていねい語を上手に使いこなしたいですね。