こんにちは、ダンワールドです。
土地の食材を使い、先人たちが作り上げてきた料理の数々。世代を重ねて親から子へと受け継がれてきた味です。近年は便利なレトルト食品などが増え、昔ながらの伝承料理を守っている家庭が少なくなっています。
伝承料理研究家として有名な奥村彪生さんは、テレビの料理番組でよくこう嘆いていました。「日本では外食に比べ家庭料理のランクが下がる。なぜかそんな価値観ができてしまった!」
ただ、最近では、各地域で伝承料理の講習会がよく開かれるようになってきました。全国各地に「食生活改善推進員」などのボランティアが増え、保健センターや地域センターで、指導にあたっています。
こうした伝承料理教室では、食材となる野菜も地元産のものが使われることも多いです。それがきっかけとなって、地域の農家が畑を開放し、栽培を指導してくれる、というケースも出てきています。伝承料理づくりは地域の交流の促進にもつながるのです。
かつて農水省が都道府県ごとに食生活専門家にアンケート調査したところ、地域の伝承料理で家庭料理にとり入れたいものとして、次の名前が挙がったといいます。貴方はいくつご存じですか?
三平汁(北海道)
ひっつみ(青森)
わんこそば(岩手)
きりたんぽ(秋田)
ずんだはっと(宮城)
冷やし汁(山形)
にしん漬け(福島)
けんちんそば(茨城)
しもつかれ(栃木)
おきり込み(群馬)
ねぎぬた(埼玉)
けいこさんが(千葉)
深川丼(東京)
あじずし(神奈川)
ほうとう(山梨)
おやき(長野)
ささだんご(新潟)
ますずし(富山)
治部煮(石川)
豆腐のぼっかけ(福井)
お日待白和え(静岡)
ほおばずし(岐阜)
五平もち(愛知)
てこねずし(三重)
山いもの手まり揚げ(滋賀)
高野豆腐の卵とじ(京都)
バッテラ(大阪)
粕汁(兵庫)
ゆべし(奈良)
なれずし(和歌山)
大山こわ飯(鳥取)
のっぺい汁(島根)
ままかり酢漬け(岡山)
かき飯(広島)
いとこ煮(山口)
打ち込み汁(香川)
でこまわし(徳島)
いずみや(愛媛)
かつおのたたき(高知)
がめ煮(福岡)
ふなの昆布巻き(佐賀)
ちゃんぽん(長崎)
ときずし(熊本)
黄飯汁(大分)
ねりくり(宮崎)
豚骨(鹿児島)
マーミナチャンプルー(沖縄)