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健康を保つ力はあなたの内に宿っている~瞑想で心をきわめよう

2020-01-21 12:02:50 | コラム

ヨガのもともとの目的は精神修養法だったとされます。その基本は、禅寺の座禅と同じように瞑想でした。体操ではなかったのです。「神人合一(しんじんごういつ)」といって、神と一体化するためのものだったのです。

 

しかし、座って瞑想だけをしていたら、どんな元気な人でも筋肉が衰え、力が出なくなってしまいます。そんな状態で瞑想を続けたら、健康を害してしまうので、ちょっと運動もしようと、ヨガ体操ができました。

 

ヨガの兄弟分といえるのが、東洋の養生法です。養生法はヨガと同じように、「気」や生命エネルギーの概念を重視しています。人体に新鮮な「気」(正気)が入ると、体内を循環して生命活動を活発にすると考えられます。気が滞ると汚れた気(邪気)となり、体の生理秩序を乱し、トラブルを引き起こすとされます。

 

ヨガや東洋の養生法を実践するうえで大事なのは、自分の健康を保つ力は、自分自身の内側に宿っているという意識です。脳を中心とする自分の「システム」をしっかりと稼働させ、活性化することで、体や心を整えることができます。


歩くことの大切さ

2020-01-16 16:39:54 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

宇宙飛行士として活躍した毛利衛さんは2度のスペースシャトル搭乗で、「歩き」の大切さを実感したといいます。

 

宇宙では、どうしても、ふわっとして、足があることを忘れてしまうそうです。スペースシャトルの中は無重力。だから、移動する手段は足ではなく、手です。足は基本的に使わないといいます。シャトル内では、壁面に沿って手で伝って移動。特に親指、人さし指、薬指の三本は指先がくたびれるほどよく使ったそうです。

 

このため、足の筋力が落ちないように、地上にいるときはジョギングやエアロビクス、水泳を欠かさなかったそうです。宇宙飛行の間も、シャトル内に設置された自転車こぎでトレーニングをしたのだとか。それでも、宇宙から帰還した直後は、リズムを取り戻すのに苦労したそうです。歩く時にどういうわけか、体が自然に左へ傾いたといいます。

 

こんな毛利さんのエピソードが教えてくれるのは、日常的に「歩く」ことの大切さです。「老化は足から」とよく言われます。ある研究では、老人ホームのお年寄りの歩数、歩く速度などを数年間継続して測ったところ、年をとるにつれて歩数が減り、速度が遅くなることが数値として現れたそうです。とくに死亡する一年ほど前には、数値が極端に減ったといいます。

 

老化すると、ひざの筋肉が衰え、その結果、足が上がらなくなり、片足で立つのが不安定になります。その結果、転びやすくなります。意識的にウォーキングをすることが、老化を遅らせることにつながると言われています。

 

最近の日本では、低いビルでもエレベーターがありますが、なるべく階段を使うようにしたいですね。