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ヨガで体の要所を引き締める

2017-11-26 13:31:04 | コラム

昔から伝わるヨガのテクニックの一つに、「ムーラ・バンダ」というものがあります。

これは、簡単にいえば、肛門のあたりを引き締めることです。

 

ムーラ・バンダのムーラとは、サンスクリット語で「基盤」「根っこ」を意味します。

一方、バンダは「締める」「閉じこめる」といった意味があります。

 

ヨガのレッスンでは、インストラクターが「肛門をしめましょう」と呼びかけることがありますが、これは骨盤や脚をまっすぐ立てて姿勢を整えるとともに、ムーラ・バンダをするという狙いがあります。

 

ムーラ・バンダで意識するのは、正確にいうと、肛門より少し前の会陰(えいん)という部分です。

この場所は、ヨガでは大地と向き合う場所であり、体と心の土台だと言われています。

第1チャクラの「ムーラダーラチャクラ」もここにあります。

 

ムーラ・バンダを行うことで、足がしっかりと地に着くようになり、体の基盤が強くなって安定するとされます。

 

ヨガには、このムーラ・バンダ以外にも、いくつかのバンダがあります。

バンダは体内のエネルギーが外に漏れないように、体の要所を引き締めることであり、下腹部を意識した「ウディヤナ・バンダ」などがあります。

 

これらのバンダを意識してヨガをすると、体の軸が強くなり、ぶれにくい身体をつくることができます。

また、日常生活でもバンダをふまえた立ち振る舞いをキープすることで、姿勢改善や歪みの改善につながるとされます。

 

代謝アップにもつながりますので、ぜひ、バンダを意識してみてみましょう。