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リハビリの意義

2018-09-20 21:34:01 | コラム

リハビリという言葉を聞くと、何となく「治療」というイメージがあり、病院の中でもくもくと機能回復訓練に励んでいる姿を想像する人が多いかもしれません。でも、リハビリは、何らかの原因で傷ついた体をもとのNormal(正常)な状態にもどすことであり、前向きな健康活動の一環です。

 

痛みを一時的に和らげるだけにとどまらず、根本的な原因と向き合い、再発防止につなげるのが、リハビリのポイント。体を動かし、支えているのは筋肉ですので、柔らかい体と強い筋肉をもつことで、ケガや障害を防ぎやすい体質をつくっていきます。つまり、「柔らかい体」と「強い筋肉」をつくることが、リハビリの本質だといえます。

 

リハビリには「医学的リハビリ」「職業的リハビリ」「社会的リハビリ」の3つの種類があるとされます。

 

医学的なリハビリは、事故、ケガ、病気などで傷ついた体の組織をもとの正常な状態に戻す処置です。

 

職業的なリハビリは、再び元のような仕事ができるように、職業的な機能を回復させるトレーニングです。

 

社会的なリハビリは、衰えたり、ダメージを受けたりした肉体や心を元気にして、社会に順応する自信を取り戻す訓練です。

 

加齢などに伴って筋肉や骨が弱体化してきたときも、リハビリの精神でトレーニングに取り組んで、元気な毎日を送りたいですね。


9月の祝日

2018-09-07 10:33:23 | コラム

こんにちは。ダンワールドです。

 

9月は祝日が2回ありますね。「敬老の日」と「秋分の日」です。今年はいずれも3連休になるため、旅行に行く人も多いようです。

 

敬老の日は、かつては「老人の日」という名前だったそうです。

日本が戦後の混乱期から抜け出して経済成長期に入り、高齢者への福祉にもようやく力を入れる余裕が出てきた1963年。政府は「国民のあいだにひろく老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対してみずからの生活の向上に努める意欲を促す」との目的で、9月15日を「老人の日」と定めました。

 

当初は祝日ではありませんでしたが、3年後から1966年に国民の祝日になりました。同時に、名称も「敬老の日」に変更されました。

 

2003年に連休を増やすための政策の一環として、9月15日でなく「9月の第3月曜日」に変わりました。

 

敬老の日には毎年、各自治体が高齢者の表彰式や慰安会を開いたりして、感謝と慰労の意を表しています。各家庭でもおじいちゃん、おばあちゃんに敬愛の気持ちを伝えたいですね。

 

9月のもう一つの祝日は、秋分の日です。「9月23日ごろ」と定められています。

 

あくまで「ごろ」なので、年によっては9月22日になることもあります。国立天文台が大陽の位置を計算たうえで「昼と夜が同じ長さ」になる日を判定し、秋分の日とします。

 

秋分は、中国から伝わる「二十四節気」のひとつです。仏教では、この日を「秋の彼岸の中日」と呼び、この日を中心に前後7日間を「秋の彼岸」と呼んでいます。

 

明治以降、この日を「秋季皇霊祭」として、国家の祭日と定めてきました。戦後は「秋分の日」に改称され、「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ」ための日とされています。