リハビリという言葉を聞くと、何となく「治療」というイメージがあり、病院の中でもくもくと機能回復訓練に励んでいる姿を想像する人が多いかもしれません。でも、リハビリは、何らかの原因で傷ついた体をもとのNormal(正常)な状態にもどすことであり、前向きな健康活動の一環です。
痛みを一時的に和らげるだけにとどまらず、根本的な原因と向き合い、再発防止につなげるのが、リハビリのポイント。体を動かし、支えているのは筋肉ですので、柔らかい体と強い筋肉をもつことで、ケガや障害を防ぎやすい体質をつくっていきます。つまり、「柔らかい体」と「強い筋肉」をつくることが、リハビリの本質だといえます。
リハビリには「医学的リハビリ」「職業的リハビリ」「社会的リハビリ」の3つの種類があるとされます。
医学的なリハビリは、事故、ケガ、病気などで傷ついた体の組織をもとの正常な状態に戻す処置です。
職業的なリハビリは、再び元のような仕事ができるように、職業的な機能を回復させるトレーニングです。
社会的なリハビリは、衰えたり、ダメージを受けたりした肉体や心を元気にして、社会に順応する自信を取り戻す訓練です。
加齢などに伴って筋肉や骨が弱体化してきたときも、リハビリの精神でトレーニングに取り組んで、元気な毎日を送りたいですね。