こんにちは、ダンワールドです。
今年5月に開催された伊勢志摩サミットでは、会場となった賢島が伊勢志摩国立公園の一部だったこともあり、国立公園の重要性が改めて注目を集めました。
国立公園とは、環境大臣が指定し、国が管理・保護している公園です。
貴重な自然を国民の財産として保護し、公開するのが目的とされています。
国立公園といっても、テーマパークのように人工的につくられた場所ではなく、広範囲にわたる自然をすっぽり含めた大規模な自然公園というべきものです。
この点が、ただ1ヶ所の観光地を指す「名勝」と違うところです。
日本の国立公園の歴史は、1934(昭和9)年に瀬戸内海、雲仙、霧島の3ヶ所が指定されたのが最初です。
以後増えつづけ、現在は321ヶ所あります。
ちなみに、世界最初の自然公園としての国立公園は、1872年にアメリカで設置されたイエローストーンだったそうです。
さて、国立公園には様々な楽しみ方があります。
普段見られない動植物を見たり、芸術にいそしんだりすることもできます。
たとえば、東京都の小笠原国立公園の父島には、冬から春にかけてザトウクジラが接近し、ホエールウオッチングが楽しめます。
また、長野・山梨・静岡にまたがる南アルプス国立公園ではライチョウが、西表国立公園ではイリオモテヤマネコなどの特別天然記念物が、運が良ければ見られます。
日本は四季の変化に富み、四方が海に囲まれていることもあって、自然に恵まれた国の一つです。
ぜひ国立公園を大事にしていきたいですね。