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国立公園を大切にしょう

2016-11-30 10:03:06 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

今年5月に開催された伊勢志摩サミットでは、会場となった賢島が伊勢志摩国立公園の一部だったこともあり、国立公園の重要性が改めて注目を集めました。

 

国立公園とは、環境大臣が指定し、国が管理・保護している公園です。

貴重な自然を国民の財産として保護し、公開するのが目的とされています。

 

国立公園といっても、テーマパークのように人工的につくられた場所ではなく、広範囲にわたる自然をすっぽり含めた大規模な自然公園というべきものです。

この点が、ただ1ヶ所の観光地を指す「名勝」と違うところです。

 

日本の国立公園の歴史は、1934(昭和9)年に瀬戸内海、雲仙、霧島の3ヶ所が指定されたのが最初です。

以後増えつづけ、現在は321ヶ所あります。

ちなみに、世界最初の自然公園としての国立公園は、1872年にアメリカで設置されたイエローストーンだったそうです。

 

さて、国立公園には様々な楽しみ方があります。

普段見られない動植物を見たり、芸術にいそしんだりすることもできます。

 

たとえば、東京都の小笠原国立公園の父島には、冬から春にかけてザトウクジラが接近し、ホエールウオッチングが楽しめます。

 

また、長野・山梨・静岡にまたがる南アルプス国立公園ではライチョウが、西表国立公園ではイリオモテヤマネコなどの特別天然記念物が、運が良ければ見られます。

 

日本は四季の変化に富み、四方が海に囲まれていることもあって、自然に恵まれた国の一つです。

ぜひ国立公園を大事にしていきたいですね。


プレゼンや説得のコツ

2016-11-23 11:11:59 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

旅行の記憶で、ホテルの名前は忘れたが、窓から見た景色ははっきりと覚えている、という経験はありませんか。

 

文字や数字は記憶に残りにくいのに、風景や図形などの目で見たものは、いつまでも忘れません。

これは、視覚のほうが入ってくる情報量が多いからです。

 

人間が五感を通して得る情報の83%は、視覚によるといわれています。

プレゼンや営業のとき、あるいは私生活で相手を説得するとき、視覚に訴えることで、相手から理解を得やすくなります。

 

視覚に訴えることが効果的な理由は、右脳と左脳の違いとも関係しています。

左脳は論理的な機能をもち、数字や文字を認識するのに対して、右脳は直感力や想像力を生み出し、イメージや図形を認識します。

 

両者は記憶の面でも違いがあり、左脳で覚えたものは短期的記憶にとどまりますが、右脳で覚えたものは長期的記憶になり、「すぐに覚えていつまでも忘れにくい」という特徴があるのです。

 

よく面積の広さを伝えるときに「東京ドーム2個分」など表現しますが、これは右脳に働きかけるためだったのですね。

 

アメリカのミネソタ大学の調査では、ビジュアルなものを使った説明は、使わなかった場合に比べて説得力が43%高まる、という結果が出ています。

 

ビジュアル化する簡単な方法は、グラフや図表、写真、映像などを活用することです。

商品をPRする場合であれば、実物や模型を見せ、実際に操作してみるといいでしょう。

まさに「百聞は一見にしかず」です。


健康的なPCモニターの使い方

2016-11-16 10:00:27 | コラム

こんにちはダンワールドです。

 

パソコンのような画面(モニター)が付いた装置のことを「VDT」(Visual Display Terminal)と呼びますが、このVDTを使った作業に起因する体調不良が増えているようです。

「VDT症候群」と名付けられており、症状は疲れ目、ドライアイ、頭痛、首・肩のこり、手・腕のしびれ、不安感、イライラなど多岐にわたります。

 

このVDT症候群の予防のポイントになるのが、パソコンのモニターの適切な使用だと言われます。

モニターは、人によって使いやすい位置、角度、明るさが異なりますが、自分で使いやすい位置や角度、明るさになるように調整することが大切になります。

 

まずチェックしたいのが、モニターと目の距離。画面から目までは40㎝離したほうが良いそうです。

40cmあれば目にあまり負担をかけずに画面を見つめることができるうえ、目とキーボードや机の上の書類との距離に大きな差が生じることがありません。

目はキーボードと書類の両者の間で視線を行ったり来たりさせるため、両者との目の距離ができるだけ近いほうが、焦点調節が楽になるそうです。

 

もう一つ注意したいのは明るさの設定です。

一般にパソコンの使い始めや初心者は、画面が鮮明に見えるように、文字と画面の明るさのコントラストを強く調節しがちです。

これでは、目への刺激が大きすぎて、目を疲れさせると言われています。

コントラストは適宜、弱く調節し直しましょう。

まぶしくなく、読みとりにくくならない程度にするほうがいいようです。

 

また、窓から直接あるいは間接的に太陽光線がディスプレイ画面を照らす時には、カーテンやブラインドを使ったり、パーティションを立てたりして、光をさえぎって適度な明るさとなるように工夫することが大切だそうです。

 

ぜひ一度、ご自身のパソコンモニターの使用環境を点検してみてください。


秋の黄葉

2016-11-09 10:00:37 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

そろそろ、イチョウなどの葉が黄色になる時期ですね。

ところで、なぜ葉っぱが黄色くなるのかご存じですか?

 

緑色の木の葉には、葉緑素と共にキサントフィルという黄色の色素が含まれています。

秋の気温の低下によって葉緑素が分解されると、緑色が薄くなって、キサントフィルの黄色がはっきり見えるようになってくるのだそうです。

この現象がいわゆる「黄葉」だということですね。

 

黄葉する樹木には、イチョウ、ポプラ、イタヤカエデ、チドリノキなどがありますが、秋が深まる時期には、これらの木の落葉を使って遊びたいですね。

 

落葉を使った遊び方には、次のようなものがあります。

 

■木の葉のしおり

落葉の中から、色の鮮やかな木の葉や、形の変化に富んだ木の葉を選び、本の間にはさむか、押し葉にして「しおり」を作ります。

木の葉を短時間に乾燥させると、原色のまま仕上がりますので、きれいに作ることができます。

 

■葉脈うつし

木の葉の上に紙をのせ、クレヨンで軽く全面をなすると、葉の形や葉脈がはっきり紙の面に現れてきます。

いろいろな木で葉脈をうつすと、遊びながら木や草の形や葉脈を知ることができます。

 

■木の葉による模様作り

落葉を集めて、木の葉の色や形を組み合わせて、様々な模様や形を作って遊びます。

木や草の葉は、ノリで台紙にはりつけるとよいでしょう。

 

なお、落葉で遊ぶときは、ウルシ類の葉だと皮膚がかぶれやすいので扱わない方が安全です。

 

ぜひ、秋の黄葉を楽しんでください!


海を汚さないために

2016-11-02 10:00:00 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

ふだん陸の上で生活をしていると、ついつい忘れられがちな海や湖の汚れですが、水質汚染は世界規模で着実に進んでいます。

 

水質汚染対策の近年の歴史を振り返ってみると、湖や沼については、チッ素やリン、農薬などが問題になったのを受けて、1984年、湖や沼を守る方法を話し合うための世界湖沼会議(ILEC)が、滋賀県で開かれました。

その後も、国際会議が定期的に開かれています。

 

一方、海の汚染については、国際海事機関(IMO)が早くから取り組み、1954年には石油による海の汚染を防ぐための国際条約が決められました。

1972年には、海の上でゴミを燃やすことを取り締まる「ロンドン・ダンピング条約」、1978年には船から油や有害なものを捨てないようにする「マルポール条約」が定められました。

 

さらに、1982年には国連が海の環境を守る方法をまとめた「海洋法に関する国際連合条約」、1990年には油が流れたときの対策をとる「OPRC条約」が採択。

2001年には、国連環境計画(UNEP)が環境中に長く残るDDTやPCB、ダイオキシンなど12種類の有害な有機化学物質をできるだけなくすための枠組みが動き出しました。

 

こうした取り組みにもかかわらず、水の汚染を食い止めることはできていません。

やはり、私たち一人ひとりが生活を根本的に見直す必要があります。

例えば、湖や海で遊んだときにつり糸などを捨てないことも、たいへん大事な取り組みになります。

水という資源が無限ではないことを肝に銘じたいですね。