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ホリスティック・ヘルス

2020-03-27 20:01:02 | コラム

ホリスティック・ヘルスという言葉があります。心と体、そして周囲の環境がほどよく調和し、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)が充実している状態を指します。

 

ホリスティック(holistic)とは、ギリシャ語で「全体性」を意味する「ホロス(holos)」を語源としています。そこから派生した言葉には、whole(全体)やholy(聖なる)などの単語があります。

 

実は「健康」(health)という言葉の語源も、ホロス(holos)と関係があるそうです。これは、健康が全体のバランスに根ざすものだという考え方が昔からあったことを示唆しています。健康とは、臓器や細胞などといった部分ごとに分けて追求するのでなく、人間全体をとらえる必要があるということです。

 

ホリスティックは今日、「全体」、「関連」、「つながり」、「バランス」といった意味をすべて含むようになっています。人間が本来持っている自然治癒力を呼び覚ますためには、バランスを重視した全体的なアプローチが有効です。


フクジュソウ(福寿草)

2020-03-02 11:08:23 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

3月になると、地域によってはフクジュソウ(福寿草)の花が咲き始めます。

 

フクジュソウは正月用の縁起物として、江戸時代から親しまれています。花色は、黄色のほかに白や赤みがかったものもあります。

 

寄せ植えを買ったが、「つぼみも出ないし、花も咲かない」「黒くなって枯れてしまった」という声を聞いたことがあります。これは、売られるときに根を切り詰めてしまうためです。

 

フクジュソウは、芽は小さいのですが、ひじき状の根がとてもおう盛に張る植物です。このため、鉢に植えるとき、根が中におさまりきらないので、短く切り詰めてしまうことが多いようです。

 

特に小さな鉢では、抜いてみると、根がほとんど切られてしまっていることがあります。根がないと、つぼみはすっぽりと皮に覆われたままで、これを突き破る力がなく、結局は枯れてしまいます。

 

そんな場合は、つぼみの皮の先を、はさみでちょっと切ってあけてやると、中からつぼみが出てくるようです。

 

もともと、寒地に自生する野草ですから、寒さには強く、特別な手入れはいらないと言われています。花が咲くまでは水やりだけにして、夜は室内の暖かいところに置きます。乾燥には弱いので、霧吹きで水をかけるといいでしょう。

 

フクジュソウは、江戸時代にたいへんな品種改良が行われ、その数ミリ以上に及んだといわれていますが、明治以後、多くの品種がなくなってしまいました。それでも近年は、熱心な栽培家の方々の努力によって、かなりの品種が保存されています。