ダンワールドから皆さまへ

体と心と脳の健康づくり
人と社会と地球の健康づくりをサポートします。

自分にあった運動でストレス解消

2020-08-29 11:40:07 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

現代社会は環境悪化に伴い、体内では交感神経が過剰に働いてストレスを蓄積させやすくなっています。これが免疫機能の低下を招いています。

 

日本における、あるスポーツプログラム参加者を対象とした調査によれば、運動やスポーツに一般の人が求めるものの第1位は「ストレス解消効果」で、回答者全員の半分以上を占めていました。「成人病の予防」、「体力の増強」を大きく上回っていました。これをみてもわかるように、運動によるストレス解消を期待する人は多いのです。

 

体を動かすことは気分転換になります。それに加えて、運動やスポーツをしながら仲間とコミュニケーションを交わすことも、ストレス解消につながります。一緒に運動する仲間が仕事の利害関係を離れた相手だと、より大きな効果が期待できるでしょう。

 

人によって、一人で運動するほうがストレス解消になるという人もいれば、仲間と一緒のほうが発散できる人もいます。

 

また、運動、スポーツの種類にも好き嫌いがあります。エアロビクスが気持ちよいという人もあれば、水泳でリフレッシュできる人もいます。またある人は、単純なジョギングが楽しいというかもしれません。

 

それぞれの人が自分に適した種目を選ぶことが、ストレス解消を目的にした場合、非常に大切でしょう。個性や生活スタイルにマッチした運動を選ぶほうが、長続きしやすいです。

 

音楽もストレス解消には有効です。例えばモーツァルトの音楽は世界中で研究されており、副交感神経を活性化することがわかってきました。運動や音楽で、過度のストレス状態にブレーキをかけましょう。


おもちゃ教育

2020-08-22 10:52:47 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

「その国の文化水準は、その国の玩具を見るとわかる」(魯迅)とも言われています。日本でも、文化や教育といった視点から「おもちゃ」を考えるという意識が高まってきました。子どもの情操や創造性を育てるおもちゃの利用法について議論が活発になっています。

 

最近のおもちゃには、テレビゲームや漫画のキャラクターをあしらった精巧な人形が多く、逆に素朴なケン玉などを探すのは難しいです。そのためか、子どもたちは、例えば積み木を与えられても、それを家や乗り物に見たてるような創造的な遊びができなくなってしまったと言われます。

 

こうした状況を改善しようと、組み立て式玩具などを取りそろえたプレールームを開設する幼稚園なども増えているといいます。

 

しかし、良質のおもちゃがそろっても、子どもが関心を示さなければ何にもなりません。そこで、良質のおもちゃを教材として活用した遊び指導に取り組むことも大切になります。

 

子どもたちにただ漠然とおもちゃを与えるのではなく、おもちゃを使った「お話」を語らせたり、水に浮くかどうかの実験を促したり、遊びを仕掛けてあげるのです。うまくリードしてあげれば、自分たちで色々な遊びを考えるようになります。

 

おもちゃは世代間の橋渡し役にもなります。竹トンボやお手玉などお年寄りが昔親しんでいたおもちゃを子どもたちが覚えれば、祖父母の世代との交流を図ることができます。

 

おもちゃを「子どもをおとなしくさせる道具」だけとしてとらえるのは、たいへんもったいないといえるでしょう。


気功とアーユルヴェーダ

2020-08-08 11:15:47 | コラム

古代中国から伝わる気功では「精」「気」「神」を整えることが重視されます。「精」とは精力、生命の根源、肉体のエネルギーです。「気」は血液、体液、空気の流れ。「神」とは、心、精神、意識です。これらの3つを、練り合わせたり、体内に巡らせたりすることが、気功の本質です。エネルギーをスムーズに運ぶことで、人はより健康になり、幸せを手にすると考えられています。

 

一方、インドには、「アーユルヴェーダ」という伝統医学があります。アーユルヴェーはサンスクリット語で「生命の科学」という意味で、心、体、行動や環境も含めた全体としての調和が健康にとって大事だと説いています。具体的には、ヴァータ(風)、ピッタ(胆汁・熱)、カパ(粘液・痰)の3つのバランスが取れている状態を目指します。

 

気功もアーユルヴェーダも、心身のバランス・調和を追求しています。また、病気になってからそれを治すことより、病気になりにくい心身を作ることを重んじています。


ストレス

2020-08-01 11:10:51 | コラム

ストレスというと、何かと有害なものと断定されがちです。でも、ストレスは悪い面ばかりではありません。有益ストレスと呼ばれるものもあります。適切な運動もその一つです。

 

一般に、生体に対する刺激は、それがいかなる種類のものであっても多かれ少なかれストレスを引き起こします。精神的ストレスと身体的ストレスとのバランスをうまくとることで、疲労回復も早まりやすくなります。

 

走行中に気分が高揚する「ランナーズ・ハイ」という状態があります。ランナーズ・ハイのとき、ベータエンドルフィンと呼ばれる麻薬様物質が血中に増加します。この物質には抗ストレス作用があり、苦痛が軽減され、多幸感が増すといわれています。

 

このように、体を動かすことは、心にプラスの作用をもたらします。定期的にスポーツを実践している人の場合、不安が軽減し、怒りっぽさがなくなって気分が鎮静化することが報告されています。