こんにちは、ダンワールドです。
今日は脳の重さについて考えてみたいと思います。
かつて、人間が動物よりも知能が発達しているのは、脳が重いからだと考えられていたそうですが、実際はどうなのでしょう?
人間の脳は、平均すると1400グラムだと言われています。
これに対して、ネズミは1.5グラムしかありません。
カエルにいたっては、わずか0.2グラム。
人間のほうが、はるかに重いですね。
巨大な恐竜の多くも、脳は数十グラムくらいだったとされます。
その一方で、クジラの脳は、なんと9000グラムも重さがあります。
そして、象は5000グラム。
このことから、脳の重さと知能は必ずしも比例していないことが分かります。
それでは、人間同士で比較するとどうでしょう。
天才の頭には脳みそがたくさん入っていて重そうに思えますよね。
偉人と呼ばれる人たちの脳の重さを比べてみると、
19世紀のロシアの文豪ツルゲーネフは2012グラムもあったそうです。
人間の平均よりはるかに重いですね。
近代を代表する哲学者のカントの脳も、1650グラムの重さを誇ったらしいです。
やはり天才は脳が重いのかと思いきや、物理学者のアインシュタインの脳は1230グラム。
平均よりも軽めだったようです。
日本人で初めてノーベル賞を受賞した物理学者、湯川秀樹も1375グラムと平均レベルだったということで、重さと知能は関係ないように思われます。
脳の働き具合は、神経細胞のネットワークの状態や脳全体の覚醒の度合いなど、様々な要因によって決まるのでしょう。
重さに関係なく、使いようによっていくらでも開発できるのだと思います。