ダンワールドから皆さまへ

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あいさつは笑顔で

2016-12-30 11:22:46 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

年末年始は、何かと、あいさつをする機会が増える時期です。

あいさつをするときは、言葉や態度とともに、顔の表情というものがひじょうに大切だと言われています。

 

中国の古典「礼記」では、あいさつのときの態度について「容体を正しくし、顔色をととのえ・・・」と教えられています。

つまり、姿勢や言葉だけでなく、「顔色」、すなわち表情も大事だということです。

 

では、どのような表情がいいのでしょうか?

それは、やはり「笑顔」ではないでしょうか。

 

いくらていねいな動作をし、口ではきちんとあいさつの言葉を述べても、顔の表情がけわしかったりしたら、気持ちが伝わりにくいです。

あいさつには、つねに笑顔が伴わなくてはならないのです。

 

笑顔は、言葉なしに相手を受け入れる態度を表明する行為です。

世界のビジネスマンの間でベストセラーになった、成功哲学書『人を動かす』の著者デール・カーネギーは、笑顔の効用についてこんなことをいっています。

 

「笑顔の効果は強力である。アメリカでは、電話でセールスするときすら笑顔を忘れるな、といっている。笑顔は声にのって相手に伝わるのだ」

 

笑顔の最良の見本は赤ちゃんではないでしょうか。

屈託のない赤ちゃんの笑顔は、誰のこころをもなごませるものがあります。

 

でも、悩みがあったりすると、笑顔でいるのが、難しいときもあります。

そんなときにも、「無理にでも笑ってみる」ことが大事だと、カーネギーは言っています。

 

いやなことがあって不機嫌なとき、あるいは、失敗をして打ち沈んでいるときに、笑顔をつくってみると、気分が変わることがあります。

人間の行動と感情は表裏一体だからです。

 

ストレス学説で有名なカナダのハンス・セリエ博士は、「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」と言いました。

「かのごとくふるまう」ことが、ほんとうにそういう気持ちにさせるということです。

 

笑顔で新年を迎えましょう!           


包丁とお正月の料理

2016-12-26 10:10:00 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

お正月になると、各地で「包丁式」が催されます。鮮魚などを包丁で切り、お料理のありがたみを感じる儀式です。

 

日本では奈良時代に宮廷料理人のことを「包丁人」と呼んでいたそうです。

彼らの使う刃物は「刀子」と呼ばれ、それが「包丁刀」になり、平安末期には「包丁」という名称が定着したようです。

 

世界的に高く評価されている和食文化は、包丁とともに発達してきたといわれています。

文化包丁に代表される両面刃の洋包丁とは異なり、和包丁は刃が片面にしかついていません。

洋包丁の種類は20足くらいですが、和包丁は30を超えるといいます。

 

和包丁がこれだけ多様な理由は、見た目のうまさを重視する日本料理の美意識にあるとも言われています。

つまり、より冴えた素材の演出を巡って試行錯誤してきた包丁人たちのこだわりの表れだということですね。

 

ところで、みなさんのご家庭の包丁の切れ味はいかがですか?

料理人さんからすると、切れ味のよい包丁でカットした野菜と、そうでないものの断面は全く違うといいます。

味にも大きな差が出るそうです。

 

砥石できちんと研いだ包丁は切れ味のよい状態が長く続きますので、毎日の調理がとても快適で、リズムよく食材を切ることができます。

もうすぐおせち料理の時季がやってきますが、切れ味の良い包丁でつくれば、おせち料理の出来栄えもぐんと良くなるでしょう。

私も切れ味の良い包丁で美味しいごちそうをつくりたいと思います。


クリスマスと大晦日

2016-12-23 10:00:00 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

西洋の行事のなかでも、クリスマスほど日本化したものはちょっとほかには見あたらないのではないでしょうか。

街の飾りつけは、この時期になるとクリスマス一色でうもれます。

 

クリスマスは、キリスト教が解禁になった明治時代に日本に輸入されましたが、当時は、ひとにぎりの信者と教会だけの習慣でした。

 

クリスマスイブが年末商戦のかっこうの宣伝材料となったのは、昭和10年あたりのことだそうです。

その後、戦争の影響で敵国文化として排斥されましたが、戦後になって、一気にひろまりました。

 

いまでは、信者でなくとも、プレゼントを交換したり、ケーキを食べるのが一般的になり、特に、子供たちにとっては、サンタクロースからのプレゼントはなによりの楽しみです。

プレゼントは年賀状と違い、喪中の人にあげてもさしつかえないと言われています。

 

クリスマスが終わると、大晦日(おおみそか)がやってきます。

毎月の終わりを晦日とよびますが、大晦日はそのなかでももっとも大切な日。

 

金銭の貸し借りのすべてを精算し、掃除やかたづけなどをして、一年のけじめをつける日です。

農家では、農具の手入れをして、しめ縄を飾り、餅を供える習慣がありました。

 

大晦日に欠かせないのが、年越しそば。

いろいろないわれがありますが、細長いそばに長寿をあやかるつもりで家族そろっていただきたいものです。

 

各地のお寺では、除夜の鐘をつきます。

だいたい11時半ころからつきはじめ、古い年を送るために年内に百七つつき終えて、百八つ目は新年を迎えるためにつきます。

 

年末年始は、ぜひ、へそヒーリングもお忘れなく!


プレゼントの包装

2016-12-18 16:55:41 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

日本のデパートの店員さんは、世界一包装が上手だと言われています。

仕上がりがピシっとなっていて、かつ、見た目が柔らかいイメージで、海外の人たちを驚かせます。

 

これに対して、欧米では、贈答品を買ったときはお店側にラッピングを頼むのでなく、自分で包装グッズを買ってきてラッピングする人が多いようです。

包装紙専門の店もたくさんあって、「シーズンズ・グリーティング」(季節のご挨拶)のころにもなれば、カードとともに包装紙の美しいものがどっと出揃います。

 

自分で包装するとなると、アイデアが問われます。

あれこれ色の組み合わせや柄を考えて包み直したり、相手を楽しませたり喜ばせたりするために、一つ一つ趣向をこらすのです。

単に物を包むためだけでなく、いかにして中身以上の物を楽しく想像させるかが、腕の見せどころになります。

 

お祝いの意義や季節感も意識しなければなりません。

たとえば、イースターのときは、この季節の花、アゼリアやアマリリスの包装に気を配ります。

また、玉子に描く絵も工夫をこらさなければなりません。

 

一方、日本では、季節に応じて色や素材を変える風呂敷包みという便利なものがあります。

デパートなどの完璧な包装も素敵ですが、風呂敷のような伝統的なツールと組み合わせれば、より独創性の高いラッピングができるのではないでしょうか。

 

もうすぐクリスマス、そして、お正月です。

プレゼントの際にはセンスのいい包装を選んで、包み方にもできるだけ工夫をこらしてみたいと思います。


ダンワールドの冬期休暇のお知らせ

2016-12-14 10:00:30 | ダンワールドニュース

ダンワールドジャパンは、2016年度の冬季休暇を以下の日程で実施させていただきます。

 

■冬季休暇期間■

2016年12月30日(金)~ 2017年1月2日(月)まで

 

※ 2016年1月3日(火)より、通常業務を開始します。

※ 休暇中のお問い合せにつきましては、2017年1月3日(火)以降に対応させていただきます。

 

いよいよ年末年始が近づいてきました。そろそろお正月の準備にも取り掛かるころですね。

 

わが国の伝統的な考えでは、お正月の準備は12月22日くらいから始まるとされています。

「事始め」と呼ばれ、家の煤を払い、門松やしめ飾りを用意して正月飾りを整える時期です。

 

このころになると、社寺の境内などで年末最後の市(歳の市)が立ち並び、正月用品や食品、雑貨などを求める人で賑わいます。

東京の浅草寺の羽子板市などはとくに有名ですね。

 

歳の市には神秘的な意味もあったらしく、この時に他界から来た霊に会うなどの伝承も伝えられています。

 

そして、正月の準備は28日頃までに終わって、大晦日を迎えることになります。

 

正月飾りを29日に行うのは「九」が「苦」につながるためタブーとされ、31日に行うのも、葬式と同様の「一夜飾り」として忌み嫌われていました。

 

旧暦の時代は、1日の境を日の暮れとしていたので、大晦日の日は、太陽が沈むともう新年とされていました。

 

だからこの夜は1年のうちで最も重要で、一家が揃って食事をとり、終夜起き明かすのがならわしだったのです。

 

地方によっては、この夜眠ってしまったものは白髪になるとか、しわが増えるといった戒めもあったといいます。

 

何かと慌ただしい年の瀬。笑顔で乗り切りたいですね!


特別天然記念物とは

2016-12-07 10:00:19 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

日本には、世界的に貴重な動植物も多く生息していますが、その中には絶滅の危機に瀕している種もいます。

これらの保護は、現代の日本に生きる私たちの使命だといえます。

 

日本の自然環境を理解する上で欠くことのできない動植物及び地質鉱物を「天然記念物」といいます。

その中でも特に貴重なものが、「特別天然記念物」です。

 

わが国の特別天然記念物は、世界的にも価値が高いといわれています。

日本の地形は南北に長く、気候の変化にも富んでいるので、さまざまな動植物が生息し、珍しい地形も多数存在しているのです。

 

しかし、近代になってからは、開発による森林破壊・宅地建設、密猟による濫獲などによって多くの野生動植物及び鉱物が減らされてしまいました。

 

そこで1919(大正8)年、天然記念物の保存に関する法律がつくられました。

1950(昭和25)年には文化財保護法に基づく制度に組み込まれ、天然記念物は文化財の一つとして、捕獲が禁止されたうえで種の保存のためにさまざまな措置が講じられています。

 

たとえば、岐阜県以西に生息する両生類、オオサンショウウオは、現存する世界最大の両生類といわれています。

大きさは通常は50センチ前後ですが、1メートルを超えるものも記録されています。

主に山間の渓流にすみますが、人家の近くの小川や用水路で見られることもあります。

日本固有の種で、江戸時代に来日した西洋医シーボルトが、そのあまりの珍しさにオランダへ持ち帰ったというエピソードで有名です。

 

特別天然記念物に限らず、こうした貴重な生物は数も生息地も大きく減少しており、ぜひ大切にしたいですね。


還暦のお祝い

2016-12-02 21:33:37 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

人は60歳になると、再び生まれ年の干支にかえります。

これを還暦といい、数え年61歳になると、親戚や知人が集まって、赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈ってお祝いをします。

 

この還暦のお祝いの日を境にして、昔の人は現役を退き、隠居生活に入ったものでした。

しかし、現代の60歳は昔に比べてはるかに若く、まだまだ現役で活躍しようという方が多数派でしょう。

 

それを考えると、還暦のお祝いのプレゼントには、もうひと工夫必要になってきているような気がします。

無理して豪華な記念品を贈らなくても、その人の好きなもの、お菓子でもワインでも、心がこもっているものなら喜んでいただけるのではないでしょうか。

 

現役生活をこれからも元気に続けるうえで役立つような便利な道具も、プレゼントにいいと思います。

最近では、還暦を過ぎてから運動を始めるという方も多いので、エクササイズをするときに使うグッズもおすすめです。

 

お花を届けるのであれば、お祝いの花とかきまったものにこだわらず、相手の方の好きな花やめずらしい花の花束を、品物に添えて贈るといいでしょう。

 

お祝い事なので、できるだけ紅白の色を意識するのもポイント。

たとえばワインを贈るなら、白だけとか赤だけとか単品にしないで、紅白揃えて贈るといいのではないでしょうか。

 

還暦に限らず、お祝い事は色彩の面でも豊かに考えたいものですね。