こんにちは、ダンワールドです。
年末年始は、何かと、あいさつをする機会が増える時期です。
あいさつをするときは、言葉や態度とともに、顔の表情というものがひじょうに大切だと言われています。
中国の古典「礼記」では、あいさつのときの態度について「容体を正しくし、顔色をととのえ・・・」と教えられています。
つまり、姿勢や言葉だけでなく、「顔色」、すなわち表情も大事だということです。
では、どのような表情がいいのでしょうか?
それは、やはり「笑顔」ではないでしょうか。
いくらていねいな動作をし、口ではきちんとあいさつの言葉を述べても、顔の表情がけわしかったりしたら、気持ちが伝わりにくいです。
あいさつには、つねに笑顔が伴わなくてはならないのです。
笑顔は、言葉なしに相手を受け入れる態度を表明する行為です。
世界のビジネスマンの間でベストセラーになった、成功哲学書『人を動かす』の著者デール・カーネギーは、笑顔の効用についてこんなことをいっています。
「笑顔の効果は強力である。アメリカでは、電話でセールスするときすら笑顔を忘れるな、といっている。笑顔は声にのって相手に伝わるのだ」
笑顔の最良の見本は赤ちゃんではないでしょうか。
屈託のない赤ちゃんの笑顔は、誰のこころをもなごませるものがあります。
でも、悩みがあったりすると、笑顔でいるのが、難しいときもあります。
そんなときにも、「無理にでも笑ってみる」ことが大事だと、カーネギーは言っています。
いやなことがあって不機嫌なとき、あるいは、失敗をして打ち沈んでいるときに、笑顔をつくってみると、気分が変わることがあります。
人間の行動と感情は表裏一体だからです。
ストレス学説で有名なカナダのハンス・セリエ博士は、「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」と言いました。
「かのごとくふるまう」ことが、ほんとうにそういう気持ちにさせるということです。
笑顔で新年を迎えましょう!