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3大栄養素とバランス

2017-03-29 10:00:07 | コラム

私たちが食べ物や飲み物から摂取する栄養素にはいろいろな種類がありますが、大きく分けると、以下の3つに分類できます。

 

(1)体のエネルギーになるもの(糖質、脂質、たんぱく質)

(2)人体の成分の材料になるもの(脂質、たんぱく質、ミネラル)

(3)体の種々の働き(生理作用)を助けたり、調整したりするもの(ビタミン、ミネラルなど)の3つのタイプがあります。

 

このうち、(1)に分類される「糖質・脂質(脂質類)・たんぱく質」の3つは体のエネルギー源として利用できるためとくに重要で、「3大栄養素」と呼ばれます。

 

これにミネラルとビタミンを加えた5種類の栄養素(5大栄養素)が欠かせないほか、食物繊維や水などのように「栄養素ではないが、体内で重要な役割を果たす成分」も摂取する必要があります。

 

これらの栄養成分は体内でさまざまに処理されて変化し、いろいろな役割を果たしますが、それぞれの栄養素が別々に働くのではなく、お互いに影響し合って作用し合いながら働いています。

 

例えば、体内で糖質を活かすためにはビタミンB群やCのサポートが必須です。

一方、ビタミンAを吸収するには脂質の助けがいります。

 

さらに、3大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)は、それぞれの摂取量が不足するとお互いに補い合うような役割も担っています。

 

よく「栄養のバランスが必要」と言われるのは、これらの栄養素が連携しあいながらトータルで生命活動を支えているからです。キーワードは「バランス」です。

偏りのない食生活をおくりましょう。


お彼岸

2017-03-18 14:16:46 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

3月20日は春分の日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」と定められています。

 

春分の日といえば、お彼岸ですね。

仏教から伝わったお彼岸は、今も広く一般的に、各地方でその行事が行なわれています。

 

春分も秋分も、西方の極楽浄土が明るく照らし出される時期として、この世(此岸)からあの世(彼岸)に心を通わせるにふさわしいとされ、先祖の霊を供養します。

 

一般的な形としては、「彼岸の入り」には仏壇をきれいにして、仏前に花や故人の好物、おはぎ、だんごなどをお供えします。

そしてこのお彼岸のうちに、僧侶を家に招いて読経してもらいます。

 

また、お彼岸のあいだは線香だけでなく、燈明をともして毎日拝み、日ごろご無沙汰しているお墓にお参りするのが習わしとされています。

 

仏前にお供えするおはぎは、前日に家で作って、親戚やご近所に配るしきたりもあります。

 

ただ、都市部では、お花やお供えものを持って先祖のお墓参りをし、そこのご住職に読経してもらうだけで、自宅に僧侶を招く場合は少なくなってきているようです。

 

お墓参りしたときは、墓石とその周辺を清めてから、線香を束のまま火をつけて供えるのが一般的。

そして、墓石に故人と縁の深い者から順に、手桶の水を柄杓(ひしゃく)でかけて拝みます。

 

このほか、春分の日は、ガーデニングを始めるにもぴったりの日だと考えられています。

桜の開花も近づいてくるので、春の訪れをしっかりと感じたいですね。


食物繊維でデトックス

2017-03-15 10:00:08 | コラム

「ファイバーデトックス」をという言葉を聞いたことがありますか?

現代日本人が不足しがちな食物繊維のよさを広めようと作られた言葉だそうです。

 

日本人の食物繊維の1日平均摂取量は14グラムで、厚生労働省などが摂取の目標として約20グラムの7割ほどにとどまっています。

1950年ごろには平均23グラム摂取していたとされ、当時に比べ今は約4割減だということです。

 

摂取量が減ったのは、野菜類を取り入れた食事が減り、白米がきれいに精白されたことが大きな原因の一つとされます。

こうした状況を打開しようと、医師らが参加する学術団体が提唱したのが、「ファイバーデトックス」です。食物繊維には腸内にたまった老廃物の排出を促す働きがあることから、食物繊維(ダイエタリーファイバー)による解毒という意味で名づけられました。

 

食物繊維には、ビタミンなどの栄養素の吸収率を高めるという作用もあるとされます。

食物繊維を十分とると腸内の老廃物が排出され、腸の機能が活性化。

必要な栄養が吸収され、体全体に行きわたりやすくなります。

 

食生活改善は、ダイエットや美肌づくりの基本でもあります。

ぜひ、食物繊維の十分な摂取を習慣にしたいですね。


入学の祝い方

2017-03-08 10:11:48 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

早くも新年度のスタートが近づいてきました。

幼稚園の入園にはじまって、小学校入学・中学校入学・高校入学・大学入学、そして、それらの卒業は、当人にとってはもとより、親たちにとっても、一生のうちでももっとも感激的な行事ですよね。

 

家族に限らず、親戚や親しい友人の家庭に、入園・入学、あるいは卒業の喜びを迎える子弟がある場合には、贈り物などをして、祝意を表するというならわしがあります。

 

入園祝いや、小学校の入学祝いには、上履き入れ、カバン、ランドセル、図画セット、学用品セットなどが贈られる場合が多いでようです。

先方ですでに用意したものや、よそからの贈りものとかちあわぬように、先方の都合や希望を聞いて選んだほうがいいかも知れませんね。

 

先方の都合や希望を問いあわせにくいときは、絵本や低学年向きの童話集などを選んだり、教育的なおもちゃなどを贈る、という選択肢もあります。

 

一方、中学・高校などの入学祝いには、親しい間柄なら、本人の希望を聞いて、しかるべき品、たとえば、学用品、万年筆、時計、カメラ、辞書などの参考書を贈るという人も多いようです。

 

本人の希望をききにくいときは、二つ以上あってもよいもの、たとえば、学用品や万年筆、服飾品、セーターなどを贈ってもよく、場合によっては、「お祝い」として現金を包み、「参考書でもお買いください」といって渡してもよいかも知れませんね。


桃の節句

2017-03-01 10:03:34 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

もうすぐ、3月3日、ひな祭りの日です。

「桃の節句」ともいいますよね。

桃の花にはまだ早い時期ですが、古来のひな祭は旧暦の3月3日に行われていたので、現行暦でいえば4月4日ごろに相当します。

 

ひな祭りは、一般に「女児の幸福・成長を祈って雛壇を設け、桃の花などを供える祭」とされています。

 

桃は中国より伝わりましたが、桃の節句も古代の中国に起源があります。

中国では当時から奇数が「陽数」として好まれ、奇数が月日で連なる1月1日を元日、3月3日を上巳(じょうし)、5月5日を端午(たんご)、7月7日を七夕(しちせき)、9月9日を重陽(ちょうよう)とし、お祝いの日とされました。

 

日本では、八世紀初めごろから、中国伝来の上巳の日(3月3日)に、庭園などでお祝いをするようになったそうです。

このお祝いのとき、木や紙の人形に心身の穢(けがれ)をつけて水辺で流す風習が生まれ、この人形が次第に幼児を守るヒナ(雛)人形として美しく飾り立てられたそうです。

 

その後のひな人形の飾り方にはいろいろな変遷があるようですが、現在のような飾り方になったのは、関東大震災後、百貨店などでひな人形や調度を値段に応じて、いくつかの段階に分けて売り出すようになってから以後とされています。

 

今日のひな人形には、内裏(だいり)びな・官女・五人ばやし・随身・衛士と、調度として屏風・御殿、桜と橘、ぼんぼり(雪洞)、重箱・たんす・長持ち・挟み箱・御駕籠・御所車、鏡台・針箱など、それにお供え物をのせる御膳、ひしもち・お菓子をのせる菱台・高杯・三方などがあります。

 

これらは全部を飾るのではなく、適宜取捨して飾られています。

最近は、ケース入りの小さなひな段・ひな人形も一般的になってきました。

ネットでもたくさん販売されています。

 

時代とともにスタイルは変われど、ぜひ家族で楽しみたいお祝いの一つですね。