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もうすぐ「二百十日」

2017-08-20 11:47:38 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

二百十日(にひゃくとおか)をご存知ですか?

立春から数えて210日目にあたる日のことで、9月1日または2日にあたります。

農家では、昔からこの日を最大の厄日として警戒してきました。

 

その理由は、毎年、この日の前後には、台風が襲来することが多いからです。

ちょうどこの時期は、中稲(早稲と晩稲の中間になる稲の品種の総称)の開花期にあたるため、台風に襲われると、ダメージもそれだけ大きくなります。

 

もともとは、伊勢の船乗りたちが、長年の経験をふまえ、9月1日くらいが台風の襲来する確率が高いとの説を広めたとも言われています。

 

この二百十日が日本独自の歴日である「雑節」として暦に記載されたのは江戸時代で、八十八夜とほぼ同じ頃だそうです。

 

二百十日から10日後の9月11日または12日は、「二百二十日」(にひゃくはつか)と呼ばれています。

この前後の時期も台風の襲来することが多く、農家の間では二百十日に次ぐ厄日とされてきました。

 

「二百十日」と「二百二十日」、それから旧暦8月1日の「八朔(はっさく)」は、日本の農家にとっての「三大厄日」とも呼ばれています。

 

台風などの暴風被害から農作物を守るために行われるようになったのが、「風祭り」です。全国各地で風を鎮めるための祭りが催され、現在も残っています。

富山市の「越中八尾 おわら風の盆」などが有名です。

 

現在は気象観測の技術が発展し、台風の予報が出されるようになったので、農家でも予報をもとに対策をたてられるようになりました。

それでも、9月が近づくと台風を警戒することに変わりはありません。

 

今年も天気予報をしっかりとチェックしながら、台風シーズンを乗り切りましょう。


大勢の前でのスピーチ

2017-08-01 10:00:00 | コラム

冠婚葬祭や宴会の挨拶をするときは、どうしても緊張してしまいますよね。

 

スピーチの専門家によると、挨拶やスピーチを上手に行うには、たとえあがっていたとしても、あがっていることを無理に隠そうとしないことがコツだといいます。

 

大勢の人の前でしゃべるときはだれでもあがるし、それはむしろ、緊張感が高まっているというシグナルだから、あまり気にすることはないし、隠すこともない、とのことです。

 

私たちはどうしてもあがっている状態から脱しようとします。「あがらない」としようとしても、かえってそれがプレッシャーになってしまいます。でも、「あがりながらしゃべろう」と開き直れば、気が楽になるのではないでしょうか。

 

また、専門家によると、しゃべっている本人には、緊張が数倍に感じられるために、「自分だけ特に」あがったように思えてしまう傾向があるといいます。

 

でも、実際には、あがったことによる体の反応は他の人からみると、たいしたことはない場合が多いそうです。足がふるえたといっても、ほんのわずかな振動でしかないのです。

 

堂々としゃべった人が、「いやあ、すっかりあがってしまって」と言うのも珍しいことではありません。

 

大事なのは、あがっていても多くの人に気持ちを伝えようとする姿勢。それが、聞く側の共感を呼ぶのではないでしょうか。

 

でも、どうしても緊張や冷や汗が止まらなかったら、おへそにそっと手をあててみて下さい。心が少し落ち着いてくるはずです。