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多様な留学生

2020-11-22 14:37:18 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

「郷に入れば郷に従え」という言葉は、たいへん知恵にあふれる言い伝えです。でも、海外から来た人たち対して、この考え方を安易に押し付けてしまわないことも大切です。

 

郷に入っても郷に従えない部分はだれにもあるでしょう。

 

たとえば、イスラムの留学生が日本に来ると困ることが多いのは、食事や礼拝の問題です。イスラム教徒には、豚肉を食べてはいけないとか、一日5回の礼拝をどこかでひっそりしたい、といったニーズがあります。これは原則を曲げられないルールであり、決してその人の「わがまま」とは言えません。

 

しかし、留学生が日常生活でそれを実行しようとすると、難しい面があるようです。実際、飲食店のメニューを見ても、どれに豚肉が入っているのか明示されていないことはよくあります。

 

その一方で、最近は大学のキャンパスの食堂に、イスラム教の戒律を守ったメニューを提供するところも増えています。しょうゆやみりんにはアルコールが含まれるため使用しなかったり、ムスリム用に食肉処理時に祈りをささげた牛肉などを仕入れたり、といった取り組みが行われているといいます。

                                                                                       

多様な国から留学生を招こうという動きは、文部科学省などの国家的な政策でもあります。ビジネスパーソンだけでなく、さまざまな国や文化の留学生が増えることで、ダイバーシティ(多様性)に富んだ人材が育ちやすくなります。


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