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ヨガで筋膜をほぐしましょう

2018-11-15 11:40:02 | コラム

最近、筋膜(きんまく)という言葉をよく耳にしませんか?筋膜とは簡単にいえば筋肉を包んでいる薄い膜です。といっても、包んでいるのは筋肉だけでなく、骨や内臓など筋肉以外の組織も覆っています。筋膜は体内でつながっており、お互いの組織を結びつける役割を果たしています。筋肉と骨が連動するのも、筋膜のおかげだといえます。成分はコラーゲンなどでできており、85%が水分です。

 

筋膜はよくソーセージの皮に例えられます。筋肉はそれ単体では形を保てず、バラバラになってしまいます。その筋肉をカバーして、形を作るのが筋膜です。筋膜の上に脂肪や皮膚がのっかっています。

 

筋膜はヨガをするときにも、ぜひ意識したいポイントです。とくに、「筋膜ライン」に沿って身体をほぐすことが、ヨガの効果を高めるのに役立つと言われています。

 

筋膜ラインとは、私たちの主要な筋肉・関節・骨を動かくときに活躍するネットワークです。いくつもの筋肉、筋膜、関節が筋膜ラインの線上につながり、連動することによって体を正常に動かせます。「アナトミー・トレイン」とも呼ばれます。

 

ヨガでは、筋膜ラインに沿った形で、筋膜のほつれや癒着を整えていきます。それによって体の緊張をとり、筋肉をほぐすことができます。関節の可動域を広げ、柔軟性を高めることができます。

 

そのためには、あまり力まずにポーズをとることが大切です。また、一つ一つの動きをゆっくり行いましょう。水分を十分に取ることも大事だとされます。