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海藻の食文化を大切にしよう

2016-08-30 14:32:59 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

日本では、古くからコンブ、ワカメ、ヒジキ、モズク、ノリ、テングサ(寒天の材料)などの海藻類がよく食べられてきました。

 

これら海藻には、ヨウ素をはじめ、鉄、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

とくにヨウ素を多量に含んでいます。

 

ヨウ素はほとんどが甲状腺でホルモンの合成に使われています。海外ではヨウ素の摂取不足が問題になっており、欧米ではこのヨウ素不足を補うため、わざわざ微量のヨウ素を食塩やパン用の小麦などに添加しているほどです

 

日本が苦労せずにヨウ素を摂取できるのは、海藻類や魚介類などの海の幸に恵まれており、かつ、それらを取り入れた食文化が培われているためです。

 

以前は、「海藻類はミネラルの供給源としては優れているが、消化吸収が悪くて栄養的にはあまり効果がない」とも言われていたこともありました。

 

しかし、海藻類にも含まれている食物繊維が、他の栄養素にも劣らない重要な食物成分であることが明らかになり、ますます見直されるようになりました。

 

食物繊維は水分を吸収し便を柔らかくし、便の"カサ"を増やして速やかに排泄させます。

このことが便秘を予防し、大腸ガンを防ぐ効果があると期待されています。

 

また、食物繊維には、腸管からのコレステロールの吸収を防ぎ、血液中のコレステロールを低下させる作用があります。

動脈硬化の予防にもつながります。

 

海藻類を常食している人に長生きする人が多いことも分かっています。ワカメ、コンブ、ヒジキなど少しずつでも食べるよう心掛けたいものです。

 


長寿祝い

2016-08-17 10:29:32 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

最近、元気なシニアがますます増えてきましたが、それに伴い、長寿を祝うイベントも増えてきました。

世界一の長寿国の日本は、長寿のお祝いがこれからもっと日常的になっていくことでしょう。

 

今日は、お年寄りの長寿を祝う行事についてお話ししましょう。

 

まず、高齢を祝う最初のタイミングが還暦です。

還暦は数え年で61歳のお祝いですが、「本卦還り(ほんけがえり)」とも呼ばれます。

その理由は、61年目に、生まれた年の干支にもどるからです。

 

しかし、現在は61歳(満で60歳)ではまだまだ働きざかりですので、お祝いをされると、無理に高齢者の仲間入りをさせられたようで、喜ばない人がいることをおぼえておきたいですね。

 

還暦のつぎは70歳の「古稀」です。

中国の詩人杜甫の詩の「人生七十古来稀なり」の句からとった呼び名です。

 

とはいえ、70歳もまだまだ若いです。

だから、長寿のお祝いは77歳の「喜寿」からが適当だという意見が増えているようです。

喜寿は、「喜」の字を草書で書くと「七十七」に見えことから、そう名付けられたといわれます。

 

そして、次は88歳の「米寿」。こちらも「米」の字が「八十八」からできていることから、そう呼ばれます。

88歳ともなれば、平均寿命を越し、いよいよ長寿のお祝いとなりますね。

 

そして、なんといってもおめでたいのが、99歳の「白寿」。

これは、百から一をとると白という字になるということで、名付けられました。

 

こういう年にあたるお年寄りが近くいらしたら、誕生日には子どもや孫が寄り合って、楽しい祝宴を催したりしてお祝いしたいですね!


夏の「水やり」の工夫

2016-08-10 10:38:13 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

夏になると、植物の水やりがたいへんですよね。

しかも、お盆の時期には旅行や帰省で家を長期に明けることもあるため、留守中に一気に枯れてしまわないか、心配です。

 

そこで、今日は、夏の水やりについて、二つの工夫をご紹介します。

 

まず一つは、1週間くらい家を留守にするときの水やり。

枠のしっかりした大きめの箱にビニールを敷いて水を入れ、その中に観葉植物や鉢物を並べる、という方法です。

 

水の深さは3センチぐらいが適当だそうです。

こうすれば、根が鉢底から水を吸い上げ、留守中も元気に育ってくれます。

旅行から帰ってきたら、元の状態に戻します。

 

ただ、この方法で注意したいのは、閉めきった家の中に置くと、暑さで蒸れてしまうこと。

できれば戸外の涼しい場所に置くのがいいようです。

 

もう一つの水やり法は、二重鉢にする方法です。

 

暑い日には、朝水をやっても、すぐに鉢土が乾いてしまうため、午後にもう1回やらなければなりませんが、二重鉢にしておけば、朝1回の水やりですみます。

 

やり方は、今育てている鉢物を、そのまま一回り大きい鉢に入れるだけ。

鉢と鉢の間には、土を入れます。

 

鉢が二重になって、外の熱が中に伝わりにくく、鉢土の温度が上がらないので、夏の暑さを嫌う植物にはもってこいです。

よろしければ、お試しください。


8月の東北の祭り

2016-08-02 10:31:00 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

8月といえば、全国どこでも楽しい行事やお祭りが目白押しですね。

都市部では、太陽暦で七夕や盆の行事を7月中に済ませるのに対して、農村部では、これらの行事を太陰暦にもとづいて8月に実施するところが多いです

このため、8月の諸行事は「旧の七夕」「旧の盆」と呼ばれます。

 

今日は、旧の七夕や旧の盆のお祭りが盛んな東北の代表的イベントを紹介します。

 

■仙台七夕まつり

8月6日から8日まで、宮城県の仙台で行われる七夕の行事で、もともとは、6日の夜に飾った笹飾りを翌日、川に流す行事でした。

 

今では、全国の七夕祭のうちで、最も豪華なものとして知られています。

 

くす玉や五色の吹き流し、短冊などの飾りものに、それぞれ意匠を凝らしたものが人々の目をひきます。

 

この仙台の七夕は、近年ますます盛大になり、全国各地から多数の人を集める観光行事となっています。

 

同じような豪華な飾りをする七夕祭として、神奈川県の平塚の七夕が知られていますが、平塚の七夕は、7月7日から行われています。

 

■ねぶた祭り

8月1日から7日に、青森県の青森市と弘前市で行われる七夕の行事で、収穫の秋をひかえて、豪華・勇壮な祭りです。

 

ねぶたには、扇形のものや金魚型のものをはじめ、武者人形の型をしたものもあり、中に灯を入れたものを台車に乗せて市中を練り回します。

 

最終日には、青森市では海へ、弘前市では岩木川へねぶたを流す行事があります。

はやし歌をうたいながら、ねぶたの絵をはぎ、骨組を洗い流します。

睡魔と、さまざまな悪霊を洗い流すわけです。

 

また土地の伝説では、このねぶたは、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の時、人形に人を隠して敵をおびきよせた故事に由来するものといわれます。

 

■竿灯まつり

8月5日から7日まで、秋田県の秋田市で行われる七夕の行事で、もともとは「ねむり流し」といわれました。

青森のねぶたと同様に、眠気を流す行事です。

 

竿灯は、高さ10メートルくらいの竹竿に9本の横竹を渡し、46個ないし48個の提灯をつり下げたものです。

 

この行事は、当時の藩主も、好んで見たといわれます。

天小とりまぜて150本以上の竿灯にともされた、数千もの灯のゆれるさまは、まるで豊作の稲穂が風にそよいでいるようです。