ダンワールドから皆さまへ

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もうすぐ「こどもの日」

2017-04-25 18:03:39 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

もうすぐ5月5日の「こどもの日」がやってきます。

 

5月5日がこども日になったのは、中国の風習でこの日が「端午(たんご)の節句」とされていたことが関係しています。

 

端午は「初五」の意味で、5月初めの午(うま)の日のことをさします。

5月は旧暦で午月にあたり、奇数の月日同数を重んじて節句とされました。

 

旧暦の5月は、現代のようなうららかな新緑の季節ではなく、雨期に入り、悪疫がはびこる「良くない月」だと考えられていました。

 

このため5月5日に薬草を摘み、菖蒲(しょうぶ)を門に飾っておふろに入れるほか、頭に巻いたりまくらに入れたりする風習が伝わったといいます。

 

男児の健やかな成長を祈るようになったのは、菖蒲が武道を尊ぶ「尚武」(しょうぶ)に通じていたためとされます。

 

江戸時代になると、3月のひな祭り(上巳の節句)に対して5月は幟(のぼり)を立てて兜(かぶと)を飾り、武者人形を並べる武家の風習が庶民に広まりました。

 

端午の節句が「こどもの日」に制定されたのは1948年(昭和23年)。

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」との趣旨で、国民の祝日となりました。

あまり知られていませんが、この日から11日までの1週間は「児童福祉週間」に制定されています。

 

また、子供の成育に欠かせないミネラル、カルシウムなどを含む「わかめ」をたっぷり食べてもらおうと、日本わかめ協会は5月5日を「わかめの日」と定めています。


春のストレスへの対処

2017-04-18 13:31:37 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

桜の鮮やかさが目にしむ時期が終わりを告げ、ゴールデンウイークが近づいていきました。

多くの人にとって、ゴールデンウイークはまとまった休暇をとれるチャンスです。

その一方で、4月から新社会人としてスタートを切ったフレッシュマンたちが、曲がり角を迎えやすい時期でもあります。

 

ゴールデンウイークが明けると、慣れない生活環境からくるストレスが心身の変化となってあらわれる例が少なくありません。

いわゆる「五月病」というのは、かつては学生によく見られる兆候と考えられていたようですが、近年は、社会人にも多く見られます。

入社以来、緊張や不安の連続の新社会人はもとより、ベテランも転勤などの職場環境の激変に耐えられず、5月に何らかのトラブルを抱えやすいようです。

 

専門家によると、ストレスによる何らかの変化を感じたら、無理を重ねないように気を付けるのがポイントだといいます。

 

また、休みの日は、仕事を忘れて趣味や家族とのスキンシップを心がけることも大切。

スポーツなどで体を動かすことも、心身のリフレッシュに大いに役立ちます。

その一方で、連休の間でも、できるだけ規則正しい生活を心がけることも重要だそうです。

 

自分の周囲にストレスに伴う変調を感じていそうな人がいたら、どう対処すればいいのでしょうか。

まず、じっくり話を聞いてあげること。

話すだけで、ストレスが解消されることが多いといいます。

その際に「自分もそうだった」というような経験があれば共感や理解を示すなど、温かい態度もとても大事だそうです。


桜と菊は国花?

2017-04-05 14:23:16 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

皆さま、お花見は楽しまれましたか?

桜はいつ見ても本当に素敵ですよね。

 

国を象徴する花のことを「国花」と呼びますが、日本では法律上の国花はないものの、桜と菊が事実上の国花だと考えられているようです。

 

桜は、日本人の最も好きな花の一つですよね。

春になると、テレビでは桜の開花予想や桜前線が報じられ、開花の動向に一喜一憂します。

 

プライベートでも職場でも花見が企画され、満開のころになると、宴会のために良い場所に確保しようと必死です。

 

学校の卒業式や入学式も桜のイメージがつきまといます。

卒業式に関する歌には、桜が出てくることが多いです。

 

桜は散るのが早く、それも日本人の美意識と深く結びついているとされます。

 

一方、春の桜に対して、秋を代表するのが菊です。

皇室のシンボルであるとともに、菊人形などの伝統工芸品の素材としても親しまれています。

 

菊が皇室の紋として定着したのは、鎌倉時代からだとのこと。

明治になると、菊の紋章は皇室専用のものとなり、国を象徴する花として、最上級の勲章(菊花章)のデザインにも使われるようになりました。

 

菊人形は、江戸時代に東京で生まれたとされます。

昔から日本では菊の品種改良が重ねられており、様々な種類の菊が開発されましたが、菊人形などの菊細工はその栽培の歴史の上に成り立っているといえます。

 

歴史的に見ても、桜と菊は日本において特別な存在なのですね。