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大脳新皮質の脳細胞も増える

2009-12-29 20:52:13 | ダンワールドニュース
こんにちは。
ダンワールド広報です。

脳について、また新しい発見がありました。
なんと、大脳新皮質でも、細胞が増えるそうです。

12月28日の記事によると、
思考など高度な機能を担う脳の「大脳新皮質」で、成体でも神経細胞が新たに作られることが報告されました。藤田保健衛生大、京都大、東京農工大などの研究チームによる成果です。いままで、成熟した個体では脳の神経細胞が増えることはないと長い間信じられ、論争が続いてきました(米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」(電子版)に27日掲載)

脳については、生まれたときから、細胞は死んでいくもの、と長い間信じられたきました。最近になって、ようやく、記憶に関連する海馬や嗅(きゅう)覚(かく)をつかさどる部位で神経細胞が新しく作られることがわかってきました。ところが、哺乳(ほにゅう)類などの高等動物ほど発達している大脳新皮質については明確な報告がありませんでした。

 今回の研究では、人間の30~40歳にあたる生後6カ月のラットの大脳新皮質で、一番外側の第1層に、分裂能力を示すたんぱく質が発現した細胞を見つけ、頸(けい)動脈を圧迫して脳への血流を一時的に少なくしたところ、この細胞が約1・5倍に増え、新しい細胞ができたということです。

 これらのことから、成体ラットの大脳新皮質には、やがて神経細胞になる「前駆細胞」が存在し、神経細胞が危機にさらされると神経細胞が生み出されて働くのでは、と結論。チームは、ヒトでも同様の仕組みがあると推測しているとのことです。

脳は、不思議な器官ですね。
ひとつはっきりしているのは、何か体にまずいことがあると、それをなんとかしようと働くらしいことです。脳の働きは必ずしも決まったらそのままではなく、臨機応変に変わる、便利なものなのですね。

脳をうまく使う。人生をうまく生きることにつながります。

2009年、ありがとうございました。

よいお年を。


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